②ペテンの道具となった新古典派経済学

②ペテンの道具となった新古典派経済学

 古典派経済学のマクロ経済の分析では、不況期には投資が減少し過剰貯蓄となり、利子率が十分下がりきると、再び投資家は投資による収益への期待を持ち始め、投資を始めます。そして、投資が投資を呼び景気は回復して行きます。しかし、銀行が融資(信用創造)に参加すると、貯蓄以上の投資である過剰投資が発生するようになり、景気は過熱します。しかし、銀行が融資を増加させると、融資資金である銀行の現金保有量が減るので、銀行は金利を上げ現金の回収に舵を切ります。投資家も、このような銀行の行動を見て不況を予期し、投資を抑制するようになり、景気は不況になって行きます。このマクロ経済の分析が、経済学者に、投資家の行動によって景気は循環しているという認識を植え付ける要因となりました。こうした、伝統的な景気循環史観では、『貨幣は限られており、その限られた貨幣が富裕層に...

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