③なぜ「貯蓄=投資」なのか

③なぜ「貯蓄=投資」なのか

新古典派経済学の論争の中心は、投資がどうなれば良いと思っているのか、そのためには何をすれば良いと思っているのかということです。投資の重要性については、金本位制の当時においては、新古典派経済学もケインズ経済学も同じであり、投資家の動機の変化が景気動向の主な要因であると考えています。なぜなら、金本位制の当時においては、政府は自由に貨幣を発行することが出来ず、資金は貨幣を集めた投資家の手元にしかなかったからです。投資には、生産設備、土地、株式、債権などがありますが、証券市場における株式や債券の二次的な売買では、買手の投資への参入に対して、必ず反対側に売手の投資からの退出があるので、総合するとゼロになります。ただし、企業が新規に株式や債券を発行したときは、投資がプラスになりますが、この場合は、企業会計の負債に計上され、資産に投資の内容が計上されますから、企業会計...

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