①「債務錯覚」

①「債務錯覚」

ここでは、本当は債務ではないのに、債務と感じてしまうことを「債務錯覚」と呼ぶことにします。これは、政府債務だけに起こる現象です。 自治体(地方政府)の債務も「債務錯覚」に含まれます。なぜなら、自治体の財政破綻はデフォルトで起こりますが、中央政府が交付金を渡せばデフォルトは起こりません。自治体の財政破綻は、中央政府よって通貨発行権による貨幣の交付を拒否されたからにすぎません。中央政府は、自治体をデフォルトに追い込んでまで、あえて自治体の債務を、本物の債務の如く見せたいだけなのです。企業や家計の債務は正真正銘の債務になります。企業や家計に「債務錯覚」は存在しません。なぜなら、企業や家計の債務は、物々交換のルールで、生産物をもって返済しなければならないからです。 企業や家計における借入とは、貨幣という仲介物を省略すれば、他人の労働による生産物を借り入れ...

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