「普通の国」を志向する日本

世界の国々の多くが、騙し合い、殺し合い、奪い合いの環境で育って来た中、日本は幕末まで元寇という大規模侵攻しか経験して来ませんでした。寧ろ苦労したのは天災でしょう。
言い換えると、幕末まではシナや西洋から違う文化・思想・技術を気の向くままに学習出来る環境に近く、そして天災という試練で腕試しをしていたわけです。

 

家庭環境と子の成長にでも例えてみましょう。

【日本】
割と裕福な家庭で好奇心の赴くままに学習し、時に人から教わり、たまーに怖い思いをして、ちょっとした悪戯も少しだけやったけど、様々な経験や知識や技能を身に着けてほぼ不自由無く成長した

【海外】
強国:経済的には非常に恵まれていたが、DVやら虐待やら離婚やら親戚との確執やらが絶えない環境で、よその子を虐めたりカツアゲしたり万引きしたり監禁や殺人を行ったりと、犯罪行為にも手を出しながら逞しく成長した

中小国:スラムで種々の不遇な環境のもと、兎に角生き延びる知恵を磨き上げて成長するしかなかった

 

ざっくばらんですが、現在の世界の国々の成長の歴史はこんな感じに分けられるでしょう。不幸なことに、恵まれた環境下で育って来たのは日本のみです。
この視点からだと、なぜ日本の治安が比較的良く、法律にしても「性善説に基いた」作りや運用になってしまったり、「お人よし外交」になるのかが見えて来ませんか?

海外の国々にしてやられてしまうのも、向こうは欺くことに関しては年季が入っており、もはやプロだからです。日本ののほほんとした視点から見た場合、表現は悪いですが「よそには凶悪犯か人格障害者しかいない」となってしまうわけです。反対に海外の国々から見れば「日本は絶好のカモ」「羨ましくて憎々しい存在」となるでしょう。

そんな差別主義的な表現はイカンと文句が付きそうですが、ご安心下さい。日本も幕末~明治維新~敗戦~バブル崩壊を経て、立派にうつ病、神経症、人格障害、「犯罪者!?」の類の肩書を手に入れました。
これで例外はいなくなりましたね。

やっと日本は海外と同じ土俵に上がれた! つまり「普通の国」になれたんです。

 

ここいらで、近年高まっている「普通の国になりたい」という気運に目を向けてみましょう。
この願望が目指す所は

  • 自己防衛可能な武力を所持する
  • 中韓の横暴に毅然と対応する
  • 欧米のようになりたい

こんな感じかと思います。さて、ここからが問題です。

おおらかで親切で疑うことを知らずまっとうな性格の日本が、前科持ちとなり、うつ病やら神経症やらも患い、病気からの再起を図ってサイコパスや凶悪犯罪者になることを目指しています

 

向いていると言えそうでしょうか。
そうなりたいでしょうか。

 

大分表現が悪い例えでしたが、「普通の国になりたい」という近年の気運、新自由主義の追求などは、日本にとって不向きな方向性であり、どんどん日本の良さや強みを消して行く行為にもなるわけです。
マラソンでメダルを狙えそうな選手が、マラソンという競技がオリンピックから外れてしまった場合に、金メダルを目指して100m走へ転向を図るような、無謀かつアホな選択は結果が見えているでしょう。転向を図るならば、長距走離種目を選ぶのが手堅い選択。

 

かと言って、左の人の大好物である憲法9条や過度な理想主義的思想では、カモにされるだけでは済まなそうです。

ということは、これまでの右か左か真ん中かでは……ダメじゃないですかね。
光明を見出すために、上か下か前か後ろか斜めか真ん中か、こんな考え方をしてもいいんじゃないでしょうか。それぞれの接頭には後付けで右か左を付けても構わないわけですし。


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  • コテヤン@どうやら管理人
  • charleyace
  • まさ

「「普通の国」を志向する日本」のコメント一覧

  1. 1
    holyfirework 灯火  :

    日本と日本人に向いているもの。
    それは団結力であり、組織戦です。
    かつての日本は、その強みを生かして、世界に追い付き、追い越してきました。
    しかし、今行われている、新自由主義に基づく政治は、それらを分断し、憎しみあわせて破壊します。

    日本を建て直すためには、もう一度、日本人を団結させ、絆を強くすることが必要です。
    そのためにするべきことは、無意味な宣伝やキャッチコピーの連呼ではなく、日本人が誇りを持てるような、住みよく暮らしやすい国を創ることではないでしょうか。

    国が富み栄え、日本人が絆を取り戻せば、自然と政治力も上がって、国際的な発言力も上がりますし、軍事力も高められます。

    これこそ、日本に向いている発展方法ではないでしょうか。

  2. 2
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    表現が面白くて思わず「ニンマリ」としてしまいましたw
    実は私、普段はまじめにコラム書いてるんですが割りとブラックな表現好きなんですよw

    じゃぁ私もちょっとはっちゃけて主張を。
    「士農工商」ってしっかり安全保障順に並んでると思うんですよね。日本を維持するための。
    現代風に言うと軍事外交、農業や土木建築や工業の下に商売人と。

    なんとなく、日本は国の優先課題を喪失してる気がしますねぇ。

  3. 3
    やまねろん  :

    >>灯火さん
    日本と日本人に向いているものは団結力であり、組織戦。
    無意味な宣伝やキャッチコピーの連呼ではなく、日本人が誇りを持てるような、住みよく暮らしやすい国を創ること。

    どちらもその通りだと思います。ただ、問題が一つあるんですよ。
    明治維新の西洋的な近代化以降、徐々に「自己の芽生え」を経験し、その良さを体験していますよね。食べ物の事例が身近だと思いますが、美味しい味を知ったら、二度と知らなかった頃には戻れないんです。
    地方から都市への一局集中にしても、田舎の「世間体ばかり気にし、噂が渦巻き、プライベートが無さ過ぎる」のにうんざりして、都市へと流れて行った人も多くいたんじゃないでしょうか。

    従って、「団結力であり、組織戦」寄りへして行くにしても、前と同じやり方じゃきっと定着しないと思うので、そこをどうしましょう……。

  4. 4
    やまねろん  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    堅くて面白くない内容の話だからこそ、こういう書き方の方が断然書き易いです。真面目になんて書いてられん!

    武将なだけあって、統治に関しては相当練られた作りみたいですよ、江戸時代は。幕府直轄領の配置とかみても、資源やら食糧所やら要塞地やらを押さえているそうです。
    政治の面でも、江戸時代の農民の方が現在よりも相当優秀らしいです。どうやら、板挟みで泣いていたのは代官っぽいんですよ、幕府直轄領に関しては。その主張は郷土史とかを調べている市井の方々の書籍だったので、ここら辺、ちゃんと研究してくれる研究者いないですかねー。