①乗数効果とは何か

①乗数効果とは何か

 乗数理論はケインズ経済学の最も基礎的な理論です。政府や企業が投資をした場合、投資額の何倍GDPが拡大するかについて、その倍数を乗数と言い、その拡大効果を乗数効果と言います。 まず、政府支出が民間の生産を増やす仕組みについて。政府が、公共投資などで100万円の投資をし、国民Aがこれを請負い、国民Aは100万円分の道路を建設し、100万円を得たとします。この段階を有効需要の創出と言います。その結果100万円分の道路が生産され、国民Aは100万円を保有します。次に、国民Aの100万円を得ようとして、国民Bが100万円の自動車を作り、国民Aに売ります。その結果、自動車100万円分が生産され、国民Aに売り、国民Bは100万円を保有します。次に、国民Bの100万円を得ようとして国民Cが100万円の衣料を作り、国民Bに売ります。衣料品100万円分が生産され...

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