米中通貨戦争

まずは、こちらを御覧下さい。

「人民元」という蝶の羽ばたきが、世界に嵐を巻き起こす
http://e.mag2.com/23ahTwD

米中の通貨を巡る駆け引きが過熱しています。米中の経済覇権を巡る戦いに突入したのは、昨年の夏に遡ります。

2015年6月29日 – 北京市の人民大会堂で設立協定の調印式。創設メンバーは57か国にのぼりました。
この時がまさに、中国経済の絶頂期であり、アメリカが中国を本格的に警戒し、敵視し始めた時期になります。

なぜ、アメリカは中国を敵視し始めたのか。それは、現在、世界の覇権国であるアメリカの地位を脅かす最大の敵と認識したからです。

では、『覇権』とは、そして、『覇権国』とは、どういうことで、アメリカは何故そこまで覇権にこだわるのでしょうか。

『覇権』とは、『多くの国々に自分の言う事を聞かせ、従わせることの出来る力』のことです。そして、それが出来る国こそが、『覇権国』なのです。

昨年の春から夏にかけては、アメリカはまだ利上げを躊躇っており、アメリカ経済は、まだまだ不透明な状況でした。
それに比べて、中国経済は絶頂期で我が世の春を謳歌していました。
国益を鑑みて米中を天秤にかけた場合、中国に傾いたのは、まさに時代の流れであり、やむを得ないものであったと言えるでしょう。

しかし、アメリカはそうは見ませんでした。「英仏独を筆頭に、アメリカの制止を振り切って、数多くの親米国家群がアメリカを裏切って中国になびいた」と捉えたのです。
『アメリカの覇権国としての地位も発言力も低下している。そして、中国は今にも、覇権に手が届く地位にいる』
アメリカは、こう認識したのです。
そして、中国の凋落が始まります。

最初に起こった事件は、天津港の爆発事故でした。詳しくは、こちらをご覧下さい。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/2015年天津浜海新区倉庫爆発事故

中国有数の貿易港である天津港が大きな被害を受け、原因の救命も、責任の所在も明らかにしない中国政府の対応に、内外から不信感が高まり、そして、上海市場での暴落へと繋がっていきます。

www.epochtimes.jp/2015/08/24419.html

そして遂に公然と、チャイナリスクが語られるようになりました。

www.nikkeibp.co.jp/atcl/matome/15/325410/081900085/?ST=mobile

メリットからデメリットへ、金の成る木から、チャイナリスクへ。
しかし、このような見方は、主に日本でのみ通用する見方であり、中国主導のAIIB発足や、SDR導入に全面協力した欧州諸国はもちろん、中国を敵視するアメリカでさえ、そのようには見ていません。

sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=117618

中国経済は依然として力強く、なお成長の余地が少なからずある、というのが、諸外国の見方です。

欧州と第三世界の期待を受けて、世界経済の新秩序を望む中国と、覇権維持を目指す世界唯一の超大国アメリカ。
今年は、両国が火花を散らす一年になりそうです。そして、両国に挟まれる日本は、最も大きな影響を受けることになるでしょう。既に日韓通貨スワップが取り沙汰されていますが、最悪の場合、中国経済が崩壊し、日本が資金拠出して中国を救済する可能性があります。

今年は、日本の岐路に当たる重要な年になりそうです。


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  • charleyace