③反マルクス主義

③反マルクス主義      

カール・マルクスは、1848年に共産党宣言を、1867年に資本論第一部を刊行し、いわゆるマルクス経済学を世に出しました。マルクスは、ケインズ主義と同じように公平な分配を唱えました。いや、時系列から言えば、ケインズがマルクスと同じように公平な分配を唱えていると言うべきでしょうか。ともかく、マルクスは、従来の経済学を批判する中で、経済学の目的に人間性の開放という大テーマを据えることによって、経済思想に留まらない哲学論、文明論、教育論、文学論といった議論の場をいわゆるインテリ層に提供し、大向こうの大喝采を浴びたようです。マルクス経済学の中心理論は剰余価値説と呼ばれるものです。マルクスは古典派経済学の労働価値説を発展させて剰余価値説を立てて、搾取を定義し、労働者の貧困の理由が搾取にあることを告発しまし...

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