精神主義者は、自分のことが見えぬもの

1984年に刊行された「失敗の本質」は、第二次世界大戦での日本軍が抱えていた組織的問題点を指摘し敗因を分析した内容で、累計販売数が70万部を超え、「日本=永遠の敗者」に縛り付けたがる戦後レジーム層の愛読書になっている。とある新聞に掲載されていた「失敗の本質」の解説文によると、本は大学や防衛大の複数の研究者らにより執筆され、日本軍の失敗から何を学ぶかをテーマに、ノモンハン事件やミッドウェー作戦、インパール作戦などを検証し、戦略上、組織上の失敗を探ったもの、と説明されている。解説によると、日本軍の失敗の要因は、・装備不足を補うのに兵員増加で対応したこと・精神主義が強調されたことにあり、これが敵の戦力の過小評価と自己戦力の過大評価につながり、日本軍は「神話的思考」から脱却できず敗退した、と強調している。さらに、インパール作戦で軍司令官の牟田口中将が、必勝の信念を部隊に押し付け暴走したことを例に引...

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