名目値も、実質値も重要

先月末に公表された家計調査(二人以上の世帯)の平成28年12月分速報では、二人以上の世帯の消費支出は318,488円で前年同月比実質▲0.3%、名目+0.1%と、相変わらず冴えない数値だった。一方、勤労者世帯の実収入は1世帯当たり924,920円で、前年同月比実質+2.3%、名目+2.7%と、11月に続き増加しており良い傾向と言える。(比較対象となる平成27年の数値があまりに悪すぎるため、増加して当たり前とも言えるが…)しかし、平成28年の実収入は、第一四半期~第三四半期の実績が、前年同期比で▲2.1%に止まるため、通年ベースでは、良くて±ゼロか、マイナスになる可能性が高い。家計消費支出にしろ、実収入にしろ、ここ数年は増減が交錯し、たまに増加する月があっても、その上昇幅が小さすぎる。経済政策の効果が浸透するには時間が掛かるとの反論もあるだろうが、長期間に亘り低迷が続いたということは、比較対...

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