①税金の懲罰効果 

①税金の懲罰効果

税金の存在する社会では、課税される部門は抑制され、課税を免除されたり、補助金が交付される部門が成長します。ある部門が抑制される効果を「懲罰効果」と言います。「懲罰」と言うとモノモノしいのですが、悪事を懲らしめるという意味ではなく、好ましくないものを抑制するという程度の意味です。禁止するのなら、法律で禁止すれば良いのですから、課税に頼る必要はありません。富裕層への富の集中を懲罰し、国民の平等という理想の実現を目指す税制が近代税制と呼ばれるものです。近代税制は、所得再分配型の税制とも呼ばれ、ケインズの主張する税制と一致します。近代税制においては、法人税と累進所得税が基幹税になります。つまり、近代税制のテーマは、法人の純利益の懲罰と、他人より大きな所得の懲罰にあります。なぜ、法人の純利益が懲罰されなければならないのか。商売の利益は「儲け」といわれ、江戸時代から卑しいもの...

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