②近代税制とトリクルダウン理論との闘い

 ②近代税制とトリクルダウン理論との闘い 税制は国民生活を形作るものであり、税制によって、平等な社会になるかどうか、経済成長が可能な社会になるかどうかが決定されます。政策論議としては、短期的な金融政策や財政政策のほうが政局の絡みもあって面白いのですが、これは、景気循環に対する刹那的な対応に過ぎず、永久に続くことが前提である税制の重要性に比べれば二の次の問題に過ぎません。自動車の構造が壊れていれば、運転者がどんなに頑張っても安全運転は無理なのであり、運転の技術以前に、構造に故障が無いことが安全運転の前提になります。税制は自動車の構造に当り、ここが壊れているのでは、行政が、少々、金融政策や財政政策で頑張ったところでどうにもなりません。近代税制と真っ向から対立する税制理論にトリクルダウン理論があります。トリクルダウン理論は、新自由主義の似非所得再分配理論です。これは、企業の...

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