はじめに

はじめに ケインズは、説得論集で、インフレは金利生活者に損失を与え、デフレは労働者に損失を与えると言っています。この世に良いデフレなどというものはありませんが、インフレには、物価と賃金の上昇が同時に起きる良いインフレと、物価の上昇に賃金の上昇が追いつかない悪いインフレがあって、労働者にとって、良いインフレは常にあったほうが良いのです。ケインズの生きたイギリスにおいて、ケインズが労働者の利益を主張した時に、学会から追われ、あらゆる社会的地位を奪われ、経済学者の仲間は誰も耳を貸さなくなったといいます。それほど、ケインズを取り巻く支配層からの圧力は過酷なものでした。当時、金利生活者(富裕層)の利益を守るというイデオロギーは非常に強力で、単刀直入にケインズの社会的生命の抹殺を図りました。平等を達成するというテーマは、当時の経済学からは到底導き出されるものではありませんでした。当時、平等...

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