株価と改革だけで経済を語るバカ者

本原稿を書いている時点で、日経平均株価は前日比800円以上値下がりし、15,000円を割り込んでいる。しかし、筆者は株価の動向に一喜一憂する気はない。年金基金や機関投資家の運用、企業の決算などを考慮すれば、当然、株価は高いに越したことはないが、ここ2年間くらいのチャートを見ると、日経平均は上下7,000円くらいの値幅で変動しており、少々値下がりしたとて大騒ぎする必要もなかろう。問題なのは、『日経平均株価=日本経済を映す鏡』だとばかりに、株価が上がるたびに“一喜”するバカな連中が、政官財の要所要所に充満していることだ。こうしたマヌケな連中が、株価上昇に乗じて、“景気回復だ”、“トリクルダウン効果だ”と大騒ぎするが、そのたびに、経済政策は金融政策のみで事足れりという風潮が蔓延し、肝心要の財政政策が選択肢から巧みに除外されてしまう。昨年10~12月期のGDPも、多くのエコノミ...

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