一人の大衆として

拙ブログも開設から9年余りが経過したが、積極的な財政金融政策を訴える声は相変わらず小さいままだ。しかし、筆者はそれを悲観するつもりはない。そもそも、日本人は、生来、勤労や節約を好み、無駄遣いや借金を忌み嫌う気質が染みついている。しかも、ここ20年ですっかり不況慣れしたせいか、幸福や成長を求めることに怯え、それを否定する者すらいる。口では貧困を嘆きながら、なぜか不況に心地よさを覚えているかのように見える呆れたバカ者も多い。こんな体たらくだから、これまでも、この先も、民衆の支持を得る形でボトムアップ型の財政拡大論が沸き起こることなんてまったく期待していない。筆者は日頃から緊縮思考や構造改革万能主義を口汚く批判しているが、これらは日本人の情緒的かつ心理的な根源や本質と深く密接しており、緊縮&構造改革主義への攻撃は、云わば、日本人のDNAに闘いを挑むようなものだから、相手を捻じ伏せることなんて到底...

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