現状認識の誤りが失敗の始まり

先日、とある自治体の経済担当部局の幹部と話をする機会があった。最近、インバウンド景気の波及が一部に止まり、一時は盛り上がった公共事業関連の仕事がすっかり鳴りを潜めたこともあり、筆者の暮らす地域でも、創業機運は低調で中小企業の業況も思わしくない。当の幹部から、地域の景気動向を懸念する意見を聞くことになるのかと思いきや、彼は、「失業率も落ち着き、企業からはしきりと人手不足を心配する声が上がっている。株価や株価も落ち着いているのに、なぜ、企業経営者は元気が無いのか?」と本気で不思議がっていた。先日、政府の招聘により、アメリカから、スティグリッツ教授とクルーグマン教授の2名のノーベル経済学賞受賞者が相次いで来日し、安倍首相と会談した。
既に報じられているとおり、両教授とも、来年春の消費税率引上げに対して明確に反対するという意見を述べている。筆者が呆れたのは、3月16日の国際金融...

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