ヘリマネは金融緩和+消費拡大の一石二鳥

日銀の量的緩和は年間80兆円の水準です。国民に毎月4万円を給付金として支給するためには年間約60兆円必要です。日銀の量的緩和で発行した現金は銀行の当座預金に積まれてしまうわけですが、貸し出しが伸びなければ意味が無いです。いっそのこと、80兆円のうち60兆円は国民に給付しましょう。もちろんこれも量的緩和と同じ効果があります。なぜなら国民に給付した60兆円も結局は銀行の当座預金に入るからです。ただし、国民の預金を同時に増やすため、銀行にとっては支払い利息が発生します。しかし、預金金利なんかゼロですからね。日銀のマイナス金利は止めてもらわないと困りますが。

つまり、量的緩和効果と、消費刺激効果の両方が期待できます。これを3年間やれば、さすがに景気回復とインフレ目標の達成はできるでしょう。消費が伸びれば企業業績が拡大するので、賃上げは間違いないですし、消費税の税収も増えますから増税の必要はありません。もちろん円安を目的にしていないとはいえ、円安に誘導されますから、輸出には有利です。当然ですが企業業績の向上によって株価も上昇します。

唯一の問題はインフレがどの程度まで加速するかですが、心配するほどではないと思います(単なるカンですが)。もし3年後にインフレが加速するような最悪の場合は消費税という超絶大ウルトラ級のブレーキがあるので、これで景気をフリーズします。もちろん期間限定の増税です(財務省は「永遠の増税」を狙ってるので危険)。

これは前例のない方法なので、おそらく猛反対に合うでしょうけど、どこかの政党で主張しないかな。


「ヘリマネは金融緩和+消費拡大の一石二鳥」のコメント一覧

  1. 1
    baiannmidareame やす  :

    国民に月4万円配ると年間約60兆円ですか。それは国民的大議論を巻き起こしそうですね。日頃財源の確保が~などと答弁している国会議員さんなども「びっくりぽん」でしょう。

    ただ申し訳ないのですが、この給付金政策に関しては国民的国家財政議論を巻き起こす一つの手段として面白いと考えていまして、本当に日本の経済政策として行う事に関しては実のところ懐疑的なのです。

    私は国家が財政政策、国土強靱化などを通して国内にお金を流通させ、各種税制や社会保障、規制などを整備し、国民への分配を重視した構造を作り上げる事が必要だと思っています。問題は今の日本を取り巻く経済の状況がグローバル化が進み過ぎている事です。これに規制をかける事が果たして出来るのかどうかがこれからの日本の将来を左右すると思っています。グローバル化が進めば進むほど雇用や賃金は過当競争から逃れられませんし、政府はグローバル企業や投資家の顔色を窺うような政策をとり続けるしかないでしょう。

    今アメリカでトランプやサンダースが次期大統領候補として台頭していますが、日本にとっては彼らの登場はまさに天の配材であると考えています。確かに東アジア情勢を考えたとき、日本人の歩む道はとてつもなく厳しいものとなるでしょう。しかし、それはアメリカという覇権国が徐々に力を失いつつある今の状況では逃れようのない現実です。それならば、日本の傷が浅いうちに、アメリカ型グローバリズムに完全に飲み込まれ、国力を著しく低下させる前にその問題に取り組んだ方が「まだマシ」なのだと、思っています。

  2. 2
    noranekoma のらねこま  :

    >>やすさん
    まったく同感ですね。国土強靭化に社会保障、税制改革すべて大賛成です。

    それに加えて給付金政策も実施すれば良いのでは?と自分は考えているんです。自分は「あれか、これか」ではなく「あれも、これも」で発想しますから、これはやす様と価値観の違うところかも知れません。人それぞれなので、違いがあるのは当然ですね。自分の性質についてお話しすると、自分はリフレ派でもケインズ派でもなく、保守でも革新でもありません。すべて吸収して自分の都合の良いように組みなおしています。究極のご都合主義ですw。身勝手自己流ですw。

    なので、給付金も押しているんです。ただし今のところ「議論に火を付ける」だけで十分かと。マスコミによって「ばらまき=悪」というイメージが強烈に国民に刷り込まれていますからね。この「ばらまき=悪」というイメージがある限り、給付金もダメだし、公共投資も拒否されてしまう気がします。相当にやっかいです。

  3. 3
    baiannmidareame やす  :

    >>のらねこまさん

    いや~、なんかすみません。

    そうですね、「あれもこれも」打てる手はなんでもやる!と言うお考えには私も大賛成です。

    仰る通り、「ばらまき=悪」というイメージは強固に多くの国民が持っていますね。ここのところ話題の「保育所落ちた、日本しね」問題も、文面を見てみると、要らないところにお金回さず、こっちに回せよ。ですもんね。つまり日本国民同士で限りあるお金を奪い合っている意識なんですよね。今日本の問題の多くが限りあるお金をどう配分するかに帰結するように思います。まさしく貧すれば鈍する状態に陥っていて、国民同士もどれだけ相手を出しぬけるか。という考えが蔓延しているように思います。出来うるならば、のらねこまさんの仰るように「議論に火をつける」ことが出来、その議論の過程によって、日本人同士が我々は運命共同体なんだと、助け合いなのだと再認識できる機会がもてれば素晴らしいと思います。

  4. 4
    noranekoma のらねこま  :

    >>やすさん
    >日本人同士が我々は運命共同体なんだと、助け合いなのだと再認識できる機会が~
    すばらしいです。仰るとおり、運命共同体だと思います。だから庶民が右派と左派に分かれて争っている場合じゃないですね。まさに本当に保育園落ちた人も同じです。問題は、ある勢力が国民を右派と左派に引き裂いて対立させているんです(陰謀論じゃなくてマジですよ)。すべてに対立を持ち込んで団結を阻止。

    >日本国民同士で限りあるおカネを奪い合う。
    おお、この表現いいですね、すいません、いただきですw。確かに仰る通りです。まさに日本には生産力があるけど、無いのはおカネだけ。それで苦しんでいる。ふざけた状況です。で、そのおカネはどこにあるかと言えば1%の人間が独占してますから、それでアメリカ人はみんな怒ってしまいました。日本はそれほど酷くないですけど。

    考えると、ものすごく簡単な話だと思うんです。しかし経済学者と言われる連中やマスコミがどんどん話を難しくしている、たぶん、意図的に。やばい、陰謀論者と呼ばれてしまうw。

  5. 5
    yuruneko_blue ゆる猫  :

    おはようございます。

    これはおそらく将来、導入されるであろうベーシックインカムの社会実験のようなものになるのではないでしょうか。どのような問題が起こりうるのか、とりあえず議論の俎上(そじょう)に載せておくことは、アリなんじゃないですかね。

    とりあえず、考えられることは、国内需要が確実に高まる、ということですよね。よりお金を使う人が増え、それにより、一部の業界(たぶん介護や配送業など)はかなりの人手不足になるかもしれません。ですから、そういった人手不足になる業界の労働環境を整備していくことも同時進行していかないと、片手落ちになってしまうんじゃないでしょうか。一般的にキツイと考えられている業界の労働者を確保する方法も、一緒に考えていく必要があると思います。

    あと、お金の流れが根本的に変わって行く、というのも、興味深い点だと思います。全ての国民に「自由に消費する権利」が与えられるわけですから、今まで売れなかったようなモノが売れるようになるかもしれませんし、売れるものは本当に爆発的に売れまくる、というような現象も起きるかもしれません。「より賢い消費」をするために、消費のための情報がさかんにやり取りされるようになるかもしれません。本当に良い商品とは何なのか、が問われる時代になっていくんじゃないですかね。

    ある意味では、全ての国民に「選挙権」が与えられたときのように、全ての国民に「消費権」が与えられる時代が始まるのかもしれませんね。

  6. 6
    noranekoma のらねこま  :

    >>ゆる猫さん
    ご無沙汰です。そうですね、通貨の新たな供給システムは、未来社会における経済システムでは不可欠の要素ではないかと思います。ただし今回はもし実施されたとしても一時的なもので終わる気がします。継続的なベーシックインカムについては、もしかするとスイスで実験されるかも知れませんので、期待してます。

    人手不足などは急に解消されませんので、給付金をあまり継続的に行うと、インフレが厳しくなる心配もあります。ロボットや人工知能への投資がますます重要になると思われます。生産力そのものは技術革新によって驚異的に増加するでしょうが、やたらに生産すると資源が枯渇するはずです。仰る通り「賢い消費」によって「無駄な消費はしない」ことと、未来に向けて資源の完全リサイクルが求められると思われます。あと「足るを知る」精神が無いと破滅すると思いますが、新自由主義にはそういう視点はないです。無限の欲望を求め続けます。

    消費権は面白いですね。生存権という意味にも近いと思います。まだまだ前途多難ですが、科学技術の進歩による生産性の向上が、やがて人類を労働から解放するはずだと思います。ケインズもそれを予想していたはず。

  7. 7
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    あぁ、この発想はなかったわという感じです。
    つまるところ日銀→銀行ではなくて、日銀(国で国債?)→民間、個人→銀行という流れですかね?

    今現在若者の個人消費はなんと前期比11%減らしく、非常に若年層の苦しい実態があると思います。
    こういう現状からすると、短期にそれを解消するという意味でも意義があると思います。

  8. 8
    noranekoma のらねこま  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >つまるところ・・日銀(国で国債?)→民間、個人→銀行という流れですかね?
    正確にはややこしい説明が必要なのですが、結果的にはそのようになりますので、その理解でよろしいかと存じます。ただし最初の部分で、日銀が現金を発行する方法としては
    A:日銀が国債を買い取る・・・・日銀の国債買い取り
    B:日銀が政府コインを預かる・・政府通貨(オバマ1兆ドルコイン案)
    の2種類があります。他にも、ケチャップを買い取ってもいいですw。安倍晋三の色紙でもいいです(いらんかw)。
    若者の消費11%減ですか。はやくデフレ脱却しないと危険ですね。