①財政均衡論の愚かさ

①財政均衡論の愚かさ

通貨発行権を持ち、生産力の強大な先進国においては、所得再分配政策は通貨発行権によって行うことが許されます。それは、通貨発行に伴う物価の変動が、生産力の強大さに支えられ、税金の徴収や民間に対する国債発行などを利用しさえすれば調整される程度に収まるからです。通貨発行は、政府や日銀が採用している企業会計の書式において、政府債務の拡大として記録されます。この政府債務の拡大に対して、財政均衡派は、政府債務の拡大は経済成長に寄与しない、そして、政府債務が拡大することは財政破綻する危機を増大させると言っています。確かに、日本では、政府債務が拡大し、マネーストックも増えているのに、経済成長していないことは確かです。これはまた、他の国に比べて、マネーストックがGDP比で多いという批判にもなっています。GDPが増えずに、マネーストックだけが増えているのですから、当然、そうなります...

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