①消費性向と限界消費性向

①消費性向と限界消費性向 ケインズが提起した概念に「消費性向」と「限界消費性向」があり、消費性向から導き出される結論として「乗数効果」があります。ケインズの著書の「雇用・利子および貨幣の一般理論」では、かなりの字数を割いていることからも、「消費性向」はケインズが力を入れている主要なテーマの一つであることが判ります。消費性向は、所得の中のどれくらいを消費に使うかを示すものです。ケインズは、その消費性向がどのような要素で決まるかを示しています。消費性向が決定される客観的要素としては、賃金単位(GDPまたは物価に対する賃金の大きさ)、純所得(所得に占める可処分所得の割合)、資本価値の予想外の変化(財産価値の経年減価等)、時間割引率の変化または現在の財と将来の財との交換比率の変化(金利等が資産価値に影響を与え、資産価値が消費性向に影響を与える )、財政政策の変化(税制を筆頭と...

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