マイクパフォーマンスなら、もう聞き飽きた

ここのところ世界をザワつかせた北朝鮮騒動は、残念ながら沈静化の方向に向かいつつあるようだ。未だ、米朝両政府が互いに振り上げ(るフリをし)た拳を完全に下したわけじゃないから、軽々に断定すべきではないが、両国が大規模な軍事衝突に発展する気配は薄れつつある。トランプ大統領と金正恩との間に交わされた激烈な“マイクパフォーマンス”も、相手を威嚇するセリフの中身が細々としたものになるにつれて、グローブを打ち合う気迫が萎みつつあるのを感じる。近年のアメリカは中東地域以外で軍事力を行使することに極めて及び腰で、特に、太平洋以西で起こるいざこざには首を突っ込みたがらない。彼らが環太平洋地域に期待するのは交易による利得だけであり、南シナ海のシーレーン防衛も朝鮮半島問題も、あくまで他人事とした思っていない。筆者は、今回の北朝鮮を巡る米朝対立が一線を越え、米軍による大規模な攻撃により、平壌行政府や北朝鮮国内の軍事...

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