江戸と少子化と公共事業

水曜日は、みぬさよりかず氏による経世済民・建築論です!


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経世済民・建築論『江戸と少子化と公共事業』

私は学生時代に江戸の都市史の研究を行っていたのですが、面白いと感じたのは江戸の人口における男女比のアンバランスです。江戸時代は二百数十年続いたので、江戸初期と幕末では、かなり様相が違うのですが、江戸初期は圧倒的に男性が多く、徐々に改善したものの男女のアンバランスは幕末まで続きました。

これは普通に考えれば判る事で、全国から集められた参勤交代の武士は郷里に妻子を残していますし、町人は地方出身者が多いとなれば、当然、男性過多の社会となります。特に所得の低い町人は生涯結婚出来ない男性が多く、貧困が未婚と繋がるのは、現代日本と同じ悩みを江戸の庶民も抱えていたのです。

このような長屋住まいの町人では、結婚出来ない代わりに田舎から年老いた親を呼び...

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