難民問題から人権概念、グローバリゼーション、近代文明を考える

第一次世界大戦前後、欧州ロシアを中心に大量の難民、国籍を失った人間が大量に発生しました。
そして、これら無国籍者が陥った状況から、哲学者で自らも亡命者であったハンナ・アレントは『全体主義の起源2帝国主義』第5章「国民国家の没落と人権の終焉」の中で、英国の政治思想家エドマンド・バークの論を引用しながら、人権という概念についてのその空虚さ無意味さ、さらにはグローバリゼーションや近代文明が内包するアポリアを抉り出しています。
http://www.msz.co.jp/book/detail/02019.html



「大規模な無国籍者の群の出現が事実上世界につきつけた難問は、擁護することのできぬ人権、つまりいかなる特殊な政治的身分とも関わりなく人間であるという単なる事実のみ由来する権利などというものがそもそも存在するのか、という回避不能な問いだった。」

「すなわち、無国籍者の...

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