②インフレ回避の代償としての利子と税金

②インフレ回避の代償としての利子と税金

インフレになれば、実質債権額と実質金利(名目金利からインフレ率を最引いたもの)が減少し、債権者に実質的な損失が生じます。逆に、債務者の実質債務額と実質金利が減少し、債務者に実質的な利益が発生します。特に、ギリギリで生活している住宅ローンその他の債務を負っている者の実質債務も下がりますから、債務者にとってインフレは待ちに待った天の祝福になります。他方で、国債を持っているだけで、債権者や金融機関には、じっとしていても金利が入ってきます。しかし、長期金利(国債金利)よりインフレ率が高くなると、実質的な損失が生じますから、投資家や金融機関はすでに持っている中古国債を売却し、新発国債に乗り換えようとします。そこで、買手が有利となることから、中古国債の価格が下がり、中古国債にキャピタルロスが生じます。国債を大量に保有する金融機関の立場は、債権者の典型であり...

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