③先進国国民にとって貿易黒字はむしろ好ましくない

③先進国国民にとって貿易黒字はむしろ好ましくない

貿易黒字において国内でどのようなことが起こるかを考えれば、貿易黒字が必ずしも良いものではないことが判ります。日本の企業Aが、アメリカから原材料1万ドル分を輸入し、国内で150万円分の人件費をかけ、原価250万円の自動車を生産し、この自動車を3万ドルでアメリカに売ったとします。ただし、1ドル=100円とします。企業Aは、アメリカから売上金3万ドルを受け取り、原材料代金1万ドルを支払い、2万ドルを日本に持って帰ります。企業Aは、ドルのままでは国内で使えませんから、2万ドルを金融機関で200万円と交換します。その200万円から人件費150万円を支払い、50万円の利益を手に入れます。金融機関は、そのまま2万ドルを持っておく事情があれば別ですが、基本的に、政府または日銀から2万ドルを200万円と交換してもらいます。政府が買い取る場合は、日銀に2...

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