貨幣負債論の限界

筆者は出張などで長時間移動する際に、時々自ブログを読み返すことがある。改めて過去記事を読むと、よくもまぁ、毎度毎度、カネを刷れだの、カネをバラまけだの同じことばかり言えるもんだ、読者の皆様もさぞ飽き飽きしているのではないかと、我が事ながら苦笑を禁じ得ない。これまで筆者が、“経済成長や国民生活向上のために貨幣(お金)をもっと扱き使え”と言い続けてきた真意は、貨幣そのものの商品価値や負債性を認めず、貨幣という存在を「経済発展を通じて国民生活を豊かにするための生産(供給)・消費(需要)を誘発できる唯一にして最大のツール」だと考えているからである。そもそも、国民にしろ、企業にしろ、個々の経済主体が働いたり、モノを作ったりする最大の動機は、「貨幣に対する飽くなき欲求」であろう。なぜなら、貨幣ほど交換ツールとしての有用性や利便性が高く、優れた資産価値を持つものはないからだ。ボランティア絶対主義の変わり...

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