②現代日本における応益税の乱用

②現代日本における応益税の乱用

「応益税」とは、担税力を無視する方法による課税であるという、課税の方法論に関する用語であり、その用語的意味から必然的にすべて外形標準課税になります。逆に、外形標準課税は能力の計算を行いませんから、すべて「応益税」になります。「応益税」は、「公平さを外形標準課税によって平等なものに戻す」という役割、および、「贅沢や不道徳なものを懲罰する」という役割を与えられていました。そのため、応益税は担税力を無視した外形標準課税の方式が正当化されて来ました。固定資産税と消費税は「応益税」の代表例です。土地の固定資産税は、道路建設によって接道する土地の値上がりで接道する土地の所有者が他の国民より格別な利益を得てしまい、そのままだと行政サービスの受益度に不公平が生じるので、あえて行政サービスの成果たる地価という外形標準に課税するものです。土地の固定資産税は、道路建設から...

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