核武装論を真剣に考えてみる【緊急寄稿】

トランプの発言ですっかり当ブログが軍事ブログになっているような気がします…気のせいでしょうか(笑)
いーんです。コテヤン基地なんだから(核爆)
・・・まぁ真面目な話、軍事関連はアクセス数など勘案すると、読者の反応はあまり良くはないようですが…でも必要だもんね。
(しかもコテヤンは軍事関連で勇ましい事は言わないので、多分余計にウケは悪いかも…いいもんね。国防はリアリズムだぁ!)

核武装が「核対核」の抑止になっている、というのは相互確証破壊という考え方であります。
ただ紛争を止める力があるかどうか?通常兵器同士の紛争にはあまり抑止にはならないようにも思えます。東西冷戦で代理戦争が行われた事実からも…(´ε`;)ウーン…

核兵器なんてのは相手の核兵器の抑止にはなっても、実際には使うことが非常に困難だからそう思っちゃうんですが…(´ε`;)ウーン…
(今日は唸りっぱなしですw)
と、今日はココらへんの話題は置いておいて…日本がもし核武装するとしたら、ど~言うハードルがあるか?と書いてみたいと思います。

最初に結論だけ言いますと、簡易な核武装に関して技術的問題点はあまりない、むしろ政治的、国際情勢上のリスク、開発期間中のリスクなどがハードルとなります。以下の3つの観点から考えていきたいと思います。

1)核不拡散条約と国際秩序、国際情勢
2)実験場の確保、シミュレーションだけでは無理
3)核弾頭をのせるものは?施設防御は?運用問題

まず1)ですが核不拡散条約に日本は署名しております。ここで核開発だとなると、考えられるのは「戦後秩序」を作ってきた「戦勝国」の反発と結託が最悪のシナリオになろうかと思います。
つまり今まで水面下でやりあっていたアメリカ、ロシア、中国等々が日本を「草刈り場」として結託するというシナリオです。
世界経済や国際情勢を考えますと、各国ともに近隣窮乏化政策に舵取り中です。
こう言うと、反論として北朝鮮が挙げられますが、北朝鮮には刈る草がないという事情も合って、容易に比較対象にするのは間違いでしょう。
(ちなみに北朝鮮の鉱物利権はすでに中国が抑えているようでして…)

このリスクをどのように捉えるか?どのように抑えるか?ここは議論の必要なところだと思います。
また当然ながら「この核武装リスクを取らなかった場合のリスク」も議論の俎上にのせるべきでしょう。核兵器を保持しない場合のリスク、する場合のリスク両方があるわけです。

2)の実験場の確保というのも非常に重要です。進撃さんの議論では沖ノ鳥島あたりの領海という話も出ておりました。
2ちゃんねるなどでは「シミュレーションだけでいける!」などの主張も見られますが、それは既に核実験によってデータを蓄積している国の話です。
臨界前核実験とか言うやつですね。難しくてよくコテヤンにはわからんですがw

そうなると実際にやはり実験場は必要だろうと。これは政治的にかなりハードルが高い、というのは予想できます。核実験で吹き飛んだのは内閣だった、なんてオチになるのは明らかで、ここまでやれる内閣が出来るか、それとも間近に危機が迫って国民世論が沸騰しないかぎり難しそうだ、というのが現状でのコテヤンの見解です。

3)核弾頭をのせるものは?
核弾頭だけ開発したって意味がなくて、それを敵国に届かせる能力が当然ながら必要になります。
幸いながら日本はH2ロケットという、技術的に弾道ミサイルに近い技術はありますので、地対地の核弾道ミサイルの開発は割と容易かもしれません。

しかし完全な核抑止力を目指すなら、戦略原潜が必要になってきます。潜水艦から発射される弾頭ミサイルをSLBMというのですが、これは日本には技術がありません。精査したら行けそうでした
また原子力エンジン自体の開発もノウハウがありませんので、難航することでしょう。
(過去に原子力船を開発したことがあるみたいなのですが、ぱっとしないものだったようです)

また地上施設での研究、開発には困難がつきまといます。
なんで地上施設にそんな困難が?って話なのですが、イラクが核開発の疑いを持たれた時にイスラエルが平然と、イラクの原子炉への爆撃をしております。バビロン作戦でググッていただけたら。
(いやぁ…イスラエルは本当にクレイジーですわ。ただ日本の周りも結構クレイジーな国の気がするんですよね。チベットやらの例もありますしお寿司)

なので核開発するならば、先に空戦能力の強化は必須ですし、またミサイル防衛システムも…ということで、主要施設のハリネズミ化が最優先になりそうです。
つまり技術的には可能だけど、施設のハリネズミ化等々の防御策の方に時間がかかると。
この防御システムの中にはイージス艦も入っておりまして、これも増やすのが吉だろうと思うわけです。
(軍事は専門化しすぎて、育成と拡充には少なくとも数年単位を見なければいけないかなと)

以上、3つの観点からお話してきたわけですがいかがでしたでしょうか?
核兵器の保持が外交上の一定のアドバンテージになる、と言うのは事実です。
ただし、日本が核開発しようと思うと、まずは通常兵器、特に空戦能力、ミサイル防衛能力の向上は必至でして、順序的にはこちらを優先するべきだろうと思います。
またいくら核を持っても自衛隊に敵地攻撃能力が核しかない…なんて話だと本末転倒でして、敵地攻撃能力の拡充は必須でしょう。
爆撃機や揚陸艦を保有してない現状のほうが、よっぽど問題でして…orz
尖閣を中国が攻め落としたら、どうやって取り返すの?っていうね。いや本当。まぁ空挺部隊とか海上自衛隊とかが頑張ってくれると思うんですけどね…

(ここから少し軍オタ本音トーク入ります)
だいたい専守防衛って本土決戦ってことじゃないかと!なんでそ~なるのっていうね。第二次世界大戦の教訓生かされてないじゃん、最初から本土決戦とか正気じゃないですよ。アパパパパパパ!
敵地攻撃能力だって必要で、これがあると無いで外交アドバンテージが断然違うわけで。ということで専守防衛なんて軍事学上ありえないわけですよ本当に…日本は謎です。
(終了)

核武装も意味的には敵地攻撃能力の1つで、最高威力のものですが、それ以外も必要なんじゃないの?てなもんでして。
本日は結構まじめに(普段は?w)問題提起として書いてみました。
経世済民陣営はどうしても経済に興味がいって、なかなか軍事的な安全保障は語られないことが多いですので、これを機会に興味を持たれたら色々と考えていただけたらいいなと。


コテヤン@どうやら管理人
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