財政政策嫌悪症というバイ菌

先日、安倍首相が訪欧した際に、ドイツやイギリスなどに対して、“機動的な”財政支出の協調を呼び掛けた、なんてニュースがあった。財政再建偏重気味の首相のことだから、財政支出に対する熱意のほども知れたものだが、この程度のことでも、メディアをはじめ各方面から、「財政再建に向けた取組みを後退させるのか」、「無駄な公共事業やバラマキを回避すべきだ」、「財政政策みたいなカンフル剤は構造改革の障害になる」といった類いのレベルの低い批判が噴出している。
マスコミや国民の「財政政策嫌悪症」は相当重症で救いようがない。無駄な公共事業云々というレッテルを用いた財政政策への批判や誹謗を繰り返しているのは、何も財政再建派の連中だけではない。
構造改革派やリフレ派はおろか、弱者の味方を気取る福祉重視派や似非分配派の連中ですら、財政政策に強い嫌悪感を露わにするから不思議なものだ。このように、財政政策嫌...

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