生産性や付加価値は、需要の従属変数

筆者も仕事柄、起業者や中小企業の経営者が作った事業計画に目を通す機会がある。
事業計画なんてものは、たいがい、売上は過大気味に、リスクは過小気味に見積もられており、どうしても「“入”は多め、“出”は少なめ」になりがちだ。例えば、「当社の独自技術により製品化するは、コラーゲンやヒアルロン酸に次ぐ第3の革命的素材である。美容業界や健康食品の市場規模は8,000億円にも達し、大手社が市場シェアの30%を抑えており、当社は残りのシャアのうち少なく見積もっても2%を確保できる見込み。よって、製品投入後早期に売上15億円程度は見込める」なんて威勢の良い口説き文句が書かれている。筆者も、この手の夢物語を数え切れぬほど聞かされてきたが、製品化後に当初目標の売り上げを達成できるケースは間違いなく1割を切る。
目標額の半分も行けば良い方で、10億円の目標に対して1億円にも届かずに青息吐息のケー...

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