③財政危機説を論破できなければ話にならない

③財政危機説を論破できなければ話にならない

なぜ、財政均衡の主張がこれほどまでに根強いかというと、それは経済学の歴史に出発点があります。古典派経済学は金本位制の下に構築されて来ました。これが、最初から管理通貨体制であれば、経済学もかなり違ったものになっていたはずです。つい最近まで、つまり、ニクソンが1971年8月15日に金との兌換を停止する発表をするまで、各国は互いの貿易に際して互いの紙幣を信用せず、金(gold)によって清算していました。国内においては金貨で取引することが原則ですが、金貨では持ち運びに不便なために、必ず金と交換できる兌換貨幣を発行しました。当然ながら、各国の兌換貨幣と金との交換比率は固定されました。この場合、貨幣は金の保有量以上に発行すると、預金者が同時に金との交換を行おうとする取り付け騒ぎなどが起こったときに、貨幣は金の代用品にすぎないのですから、民間金融機関だけ...

ご支援くださる方はクリック→