耐震シェルター亡国論

熊本地震の発生をうけて全国で住宅の耐震化への関心が高まっていますが、多額の費用負担がネックとなってあまり進んでいないのが現状です。そんな中で、「耐震シェルター」や「耐震ベッド」に注目が集まっています。これは、家の中に地震で建物が倒壊したり家具が倒れても押し潰されない頑丈なシェルターを設置し、生存空間を確保して住人の命を守る工法で、従来の耐震改修や建て替え工事よりも極めて安い価格で工事できるという利点があります。


耐震シェルターや耐震ベッドの設置への国や自治体の補助制度創設を求める意見もありますが、私は反対です。防災・減災には、自分のことだけでなく他の人々や地域のことも考え、思いやる公共意識が必要不可欠です。しかし、耐震シェルターや耐震ベッドは住宅の倒壊による道路上の通行人の死傷、道路や鉄道の寸断による避難や救援活動、物資輸送の妨げなどの二次被害を防ぐという所有者の責任を放棄し、自...

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