第5話 なぜGDPが増えないのに政府債務ばかり増えるのか

なぜ、GDPが増えないのに、こうも政府債務ばかりが増えるのかということですが、これは、対日銀政府債務と対民間政府債務を区別なく政府債務と一括りにすると、なぜか判らなくなります。着目すべきは、1990年以降失われた20年間に増え続けているのは対民間政府債務ばかりだということです。
 対日銀政府債務は1990年の約30兆円から2012年まで22年間に渡って100兆円未満で推移していますが、対民間政府債務は1990年の約270兆円から2012年に約1000兆円まで増えています。 この間、GDPは、1990年は449兆円、2012年は475兆円、物価指数は、1990年は94.50、2012年は99.68です。GDP、物価指数は共にほとんど変わっていないのに、対民間政府債務だけが1000兆円にまで増えているのです。 これは何を意味するのでしょうか。これは、例えば、毎...

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