消費者の価格感応度には非対称性がある

ここ最近、様々な経済指標が公表されているが、今年1~3月期の実質GDP改定値が前年同期比+1.9%、大手企業の夏のボーナス支給額が4年連続増加などといった良いニュースがある一方で、4月の機械受注額は前月比11.0%、5月の街角景気調査では前月比0.5ポイントと2か月連続悪化、4月の実質消費支出は前年同月比0.4%と2か月連続マイナスなど冴えないニュースもあり、まさに玉石混交といったところか。自称エコノミストたちは、こうした状態を指して「景気は踊り場に差し掛かっている」と解説するが、それが上り階段の途中なのか、下り階段の途中なのかを明言しようとしない。ここ数期のあらゆる経営指標の動きを俯瞰すれば、やや良化した指標が見受けられるものの、全体的に見れば、最大限譲歩したとしても、“景気は下り階段の途中にある踊り場に差し掛かっている”と言うべきだろう。筆者が業務上で目にする中小企業の決算...

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