シングルタスク固執症

世の中にはマルチタスクで政策を走らせるのを嫌う人種が意外と多く、何かと“Aか、Bか”の二項対立論に持って行きたがる。この手の“シングルタスク固執症患者”は、何事につけ「権利・義務」、「資産・負債」、「債権・債務」のような相殺関係に置きたがり、“何かを成すには、別の何かを諦めるしかない”と頑なに信じ込んでいる。“損と得”が行儀よく交互に訪れてくれるならよいが、長すぎる不況に苦しめられてきた家計の感覚は、『損→損→損→損→得→損→損→損』くらいの印象だろう。『損→得→損→得』ならまだしも、これだけ損が続いたのだから、せめてもの穴埋めに“得の三連発”くらい期待しても罪にはなるまい。だが、世の知識人と言われる階層の人間ほど、「得の連続=フリーランチ論」といったレッテルを貼り、積もり積もった損失解消の邪魔をしようとする。『ブレグマン×パックン「“ベーシックインカム”は人を幸せにするか?」福祉はいらな...

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