師匠と弟子4(短編小説)

(3章人生の幸せは食卓とベッドの上にある)
最近は少しずつ本を読んでいる。友島さんに進められた本の内容は刺激的だったし、理解しやすく、かつ色々なエッセンスが散りばめられていると言う意味で、まるで知性のアトラクションと言っても良いものだったと思う。あれから友島さんとは色々話をするようになったし、常連の客とも簡単な会話や挨拶はするようになった。時給の低さなんてものはあまり気にならないし、そもそも実家で生活しているので月に13万円も稼げればそれでいい、という実家への甘えもあり色々と読んでは質問し、知的好奇心を満たす生活が続いてた。
ただ経済の話は常連に質問してみても、よくわからなかったというより、大学の経済学部で学んできた内容と乖離していてにわかに思考しがたい、というのが正直なところだった。例えばこうだ。常連同士が自由貿易のことについて飲食スペース、いや飲食スペースになってしまったのであろ...

ご支援くださる方はクリック→