社会学の先駆者デュルケームから学ぶ2

過日、デュルケームの『自殺論』からの引用として、職業集団の再建、職業集団を今日の政治の基礎にすえることが、現代社会における個人の存立の危機を克服するための唯一の方策としてご紹介しました。しかし、彼は職業集団を無条件に肯定しているわけではありません。当然ながら、公共から乖離し、経済的私的利益のみを追及、また単に選挙での集票組織ではいけないとしています。 今回は、彼が自殺の原因の一つに分類したアノミー的自殺※の原因等を分析する中で、経済的見地から人間の欲望のあり様とからめて記述しているところを抜粋します。

※アノミー
もとは「神法の無視」「無規則性」を意味するギリシア語のanomiaが語源であるが,フランスの社会学者É.デュルケムが,近代に移行する過程で,それまで人間の行為を規制してきた伝統的価値や,社会的規準の喪失に従って社会の秩序が崩壊したことを論じるのに使って復活した。
(出...

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