公共投資の乗数効果と事業効果

公共投資の乗数効果と事業効果

 「ムダな公共投資」は、箱物(公共的な性格の建築物)、通行量の少ない道路など、お金をかけた割には、住民の利便性の向上や、顧客が増える波及効果などの国民の納得が得られなかったものを言っているようです。この満足度の問題は「費用対効果」とか「事業効果」とかと呼ばれるものです。公共投資の経済効果には2つあり、一つが景気回復に影響を与えるかどうかの「乗数効果」であり、もう一つが獲得した施設の満足度に関する「事業効果」です。乗数効果と事業効果はどちらも経済波及効果とも呼ばれることがあります。事業効果は投資効率とも呼ばれます。また、「乗数効果」はマクロ経済の問題であり、「事業効果」はミクロ経済の問題です。 財政政策によるGDPの拡大という視点からは、つまり、乗数効果の計算からは、有益な公共投資であろうと、ムダな公共投資であろうと乗数効果は全く同じです。...

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