末人と大衆人

今さらではありますが、マックス・ヴェーバーの名著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1904年~1905年)を通読しました。



内容については、よく知られているように、端的に言うとこうです。

プロテスタントの中でも、特にカルヴァンの影響を受けたピューリタンにおいては、その教義である「天職を通じて、生あるうちに救済の確証を得る」ため、世俗的禁欲主義が実践されます。彼らは勤勉と倹約に励み、世俗的生活を合理的に過ごそうとします。結果、経済的成功と資本蓄積が進むこととなり、近代的資本主義の確立に貢献したと。彼らにとって、経済的成功つまり利得は、宗教的な神の意志に合致したものとなったのです。

ただし、近代的資本主義の高度化及びさらなる合理化が進む過程において、天職概念という神への奉仕や救済という宗教的意識が消えうせ、現代においては、合理化と利潤追求だけが残ったと。...

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