④公務員給与がGDPになるGDP統計の不思議 その1

④公務員給与がGDPになるGDP統計の不思議その1

私たちは、GDPは国民の豊かさ、または、物資の量を表す指標だと習って来ましたが、実際には、国民の豊かさ、または、物資の量を貨幣の動きだけで表現することには少し無理があります。しかし、経済学の立場からは、物資の量は貨幣の量で測らざるを得ないという事情があります。そこで、物資の量を貨幣の動きだけで表現することに同意しても、それでも、なお、GDP統計は物資やサービスの量を正確に表す努力をしていないのではないかという不信感が残ります。それは次のような例があるからです。GDP統計への疑問を並べ立てればキリがないと考える中で、とりわけ、目に付くものは、公務員給与を増やせばGDPが増えるという摩訶不思議に関するものです。まず、「生産面のGDP」に公務員給与が含まれていますが、本来「分配面のGDP」であるはずの人件費が、公務員の場合には「生産面のG...

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