現金と預金、その属性の違い

現金と預金、その属性の違い

★政府借金の増加額=民間預金の増加額
↑これを説明するために、
まずは現金を民間銀行に預けることによって預金が増える仕組みの説明をしたいと思います。
いやその前に、まずは現金と預金についてです。
……………………………
現金というお金は、
実は、二種類のお金の性質を併せ持っています。

その二種類とは、
(1)マネタリーベース(MB)というお金、

:マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」:日銀HPより
もう一つは、
(2)マネーストック(MS) というものです。

マネーストック統計の各指標(M1、M2、M3、広義流動性)の定義は、以下の通りです。https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/exms.htm/

実は、
(1)のMBというお金は、
現金(MS+MB)以外では、
民間は、保有することはできません。(※民間=正確には非金融の民間)

そして、
・MBだけという形で保有できるのは、
日銀に当座預金口座を設ける権利を持つ民間金融機関だけになります。
・国民すなわち民間個人らが持つ預金は、MSと呼ばれるお金であって、MBという性質はありません。繰り返しになりますが、民間個人はMBというお金は現金以外ではもてないのです。

繰り返します。
・現金は、MB+MSの性質を持ち、
・預金は、MSという性質しかありません。

「だから、なんだってんだ!」という感想が返ってきそうですが、
これがおおやけに知られていないから膨大な政府借金が怖いといって、消費税の増税をされてしまうんです。

そしてこれが、
政府借金の増加が、国民の預金の増加になるということを知ることの第一の関門です。


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  • holyfirework

「現金と預金、その属性の違い」のコメント一覧

  1. 1
    holyfirework 灯火  :

    良い記事をありがとうございます。
    これは経済学の初歩の初歩ですが、これを知らない人は、実に多い。

    もっと認識されてほしいものです。

  2. 2
    Gokai  :

    >>灯火さん
    >これは経済学の初歩の初歩ですが、これを知らない人は、実に多い。

    サイトの見方に不慣れで、これも見逃していました。
    そうですね、できるだけ多くの人に知ってほしいです。