国民の預金行為とは

<顧客による現金の民銀への預金行為とは>

(1)預金ゼロのA銀行に、顧客aが100万円預けたとする。

そのときのA銀行のバランスシート(BS)の変化を書いて見ます。、

(資産)           /    (負債)
現金100万円(MB)         預金100万円(MS)

・・となります。
★このとき顧客aは、100万円と記載された預金通帳をA銀行から手渡されます。

(2)続けて、政府が業者bに200万円予算執行したとします。振込先は、A銀行です。

すると、A銀行のBSは次のように変わります。
(資産)            /      (負債)
・現金100万円 (MB)         顧客a預金100万円(MS)
・日銀預け金200万円(MB)      顧客b預金200万円(MS)

・・となります。
★このとき顧客bは、200万円と記載された預金通帳をA銀行から手渡されます。

これを改めますとA銀行のBSは、下記のようになります。

(資産)               /    (負債)
・現金   100万円(MB)         預金300万円MS)
・日銀預け金200万円(MB)
……………………………    ……………………………
資産総計  300万円         負債総計300万円

・・とこのように、国民の預金(MS)とは、民銀の負債となっているのが現実の姿です。「現実の姿」という言い方をしたのは、殆どの人々が、「預金=お金=現金」という具合にしか捉えておられなくて、まさか国民の預金は銀行の夫妻であるとは思っておられなかったでしょうということです。

つまり、顧客による現金の預金行為や、
顧客口座への振込み行為は、
別の言い方をすれば、民銀の顧客への借り入れ行為と言うこともできます。
ということは預金とは負債なのですから、民銀は、BSの左側の資産を運用して、顧客に支払う金利を稼がないといけないことになります。

なぜなら通常は、

左側の資産である現金や日銀預け金(=日銀当座預金)にはそのままでは金利がつかないからです。