インフレターゲットについて

インフレターゲットの概要について

ここではインフレターゲットに批判的な方が多いようなので簡単に説明をしたいと思います。

(1) インフレターゲットとは
インフレターゲットとは「金融政策の方針を目標インフレ率の形で示したもの」を言います。
つまり、インフレ率が目標インフレ率に満たなければ金融緩和を行い、逆に目標インフレ率を上回っていれば金融引締めを行うという非常にわかりやすいものです。

何故インフレ率なのかと言えば、それは一番わかり易いと考えられる指標であるからであり、他に良い指標があればそちらを採用しても別に構わないわけです。
もちろん、目標インフレ率の決定にあたっては景気動向、雇用状況などの経済事情を考慮していることは言うまでもありません。

そして、「金融政策の方針を目標インフレ率の形で示す」ことには市場に「期待」を形成させるという重大な意義があります。
経済学で言う「期待」とは「将来にわたる予測」のことを指し、経済活動の動機として強力なものを言います。
たとえば、将来にわたってマイルドインフレが維持されるという「インフレ期待」が形成されれば、低い実質金利を見越して企業が融資を受けて設備投資を行うでしょうし、低い実質金利を見越して投機市場で通貨安が起こったり、家庭でも物価上昇を見越して消費活動がなされたりすることになります。
つまり、「金融政策の方針をインフレ率の形で示す」ことにより人々や企業の経済活動を方向づけることができるのです。

(2) インフレ目標がマイルドインフレとなる理由
インフレターゲットを採用している他国のインフレ目標値を見てもわかるとおり、インフレ目標値はどれも2%〜5%に収まっています。
これは、2%〜5%程度のマイルドインフレが景気を安定させると考えられるからです。
なお、何故1%ではなく2%以上なのかと言えば消費者物価指数には1%程度の上方バイアスがあるからです。

たとえば、少し景気が落ち込んだ場合でもマイルドインフレの状態であれば、実質金利(名目金利ーインフレ率)が低いため企業にとって融資を受けて設備投資しやすい、もともと負債がある企業や個人にとっても返済しやすい、実質賃金も低くなるため雇用を維持しやすい、インフレ期待から消費志向が高くなる、などにより景気回復が容易となるため自動的に景気を安定化させる効果があると考えられているのです。

なお、金融緩和は概念的には「通貨量を増やす」ことですから、原理的に通貨を継続的に増やすことは可能です。
一部の批判では金融緩和すると必ず出口戦略が必要であるような意見がありますが、マイルドインフレが目標値であるからには継続的に金融緩和する必要がありますし、目標値の範囲に収まっていれば出口戦略を行う必要はありません。
また、財政赤字解消には日銀保有国債が多いほど都合が良いことも指摘しておきます。

(3) アベノミクスにおけるインフレターゲットの意義
アベノミクスにインフレターゲットが盛り込まれたときに「デフレをインフレターゲットで克服しようとする」という前例のない試みだという批評がありました。
たしかに、これはそのとおりなのですがアイディアとしてはそう新しいものではなく、クルーグマンが1998年に日本が「流動性の罠」に陥っていると指摘しインフレターゲットによって「インフレ期待」を形成させて流動の罠から抜け出しデフレ克服することを提案しています。
この流動性の罠があったからこそ、単なる金融緩和ではなくインフレターゲットが有効だと考えられたわけです。

そして、現在のところ投機市場に限られていますがインフレ期待が形成されて為替が円安にシフトしており、数値的には不満があるものの目論見どおりの効果があることが確認できました。
もっとも、当初から景気回復に最も効果的に作用するのは円安だと考えられていましたから、これだけでも足がかりとしては使えますし、これにより徐々に景気が回復してくれば他の分野でもインフレ期待が形成されることでしょう。

(4) 円安のメリット
ひとまず、今回は私の思いつくメリットだけを箇条書きにします。
ご意見や質問があればコメントをください。
・価格競争力が向上するため、内需・外需ともに需要増加となる
・上に関連し、農業など採算性が悪かった分野でも採算が取れるようになる
・外国人労働者にとって為替差によるメリットがなくなるため、外国人労働者の流入を防ぐことができる
・インフレ圧力になる


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「インフレターゲットについて」のコメント一覧

  1. 1
    jan2002 花のヤン  :

    すみません、未完成のまま投稿してしましました。
    (2)の最終段は次のとおりです。

    「 なお、金融緩和は概念的には「通貨量を増やす」ことですから、原理的に通貨を継続的に増やすことは可能です。
     一部の批判では金融緩和すると必ず出口戦略が必要であるような意見がありますが、マイルドインフレが目標値であるからには継続的に金融緩和する必要がありますし、目標値の範囲に収まっていれば出口戦略を行う必要はありません。
     また、財政赤字解消には日銀保有国債が多いほど都合が良いことも指摘しておきます。」

  2. 2
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    寄稿ありがとうございますヽ(=´▽`=)ノ

    PCならログインステータス→管理画面から記事を投稿→管理画面左側メニューの投稿一覧から編集し直せるかと~

  3. 3
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん

    ありがとうございました。
    修正できたようです。

    もともと文章を書くのは苦手な方なのですが、思いついたことがあればまた投稿しようと思っています。

  4. 4
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    寄稿する陣営が豪華になってきて嬉しい限りですw
    灯火さん、Gokaiさん、花のヤンさん、うずらさん、私と。

    あと記事のインフレターゲットの説明はわかりやすくてすごく良いかと。寄稿大歓迎です!

    あ、記事で2点ほど疑問がありましてちょっと質問を。

    1点目はインフレ期待に対してなのですが、これは金融緩和や日銀の約束(コミットとか言うんでしたか確か?)だけで達成は困難なのではないか?と言う点です。
    例えば私の持論である公共事業拡大やもしくは、国民への直接給付(分配論的な)どちらでもいいのですが、こういったことが必要になるのじゃないのかな?ということです。
    記事がインフレターゲットの説明なので、恐らくココらへんを省いたのかも?と思いながらも「どうなんだろう?」と思いまして。

    2点目は円安のことなんですが、理論的には円安になれば輸出が増えるはずですが、残念ながら現在は世界的にデフレに近い状態で思ったほど効果が上がってないと思うんです。
    ここについてはどういう風に対処していった方がいいとお考えですか?
    やはり内需主導で、という感じでしょうか?

    インフレターゲットも勿論取るべきオプションの一つだと思いますし、他の政策との連携のしやすさで言うと優れてると思うのです。

  5. 5
    Gokai  :

    >>花のヤンさん

    インフレターゲット論のまとめを有難うございました。
    これほど堂々とインタゲ論を述べられたことには感服です。
    インタゲ論とは何かについて断片的には情報を得てはいたのですが、
    一つ一つの前提のすべてに疑問を持ってしまって、
    本当にインタゲ論とはこれでよいのかとまとめられずにいました。
    まことに失礼な言い方になりますが、おかげでとても批判しやすくなりました。
    その点まずは感謝いたします。
    そして確かにインフレ率を目標にするというスタンスは、現代までの経済学の発展を踏襲しながらという点では優れている感はあります。
    しかしやはり現代経済学は、健全財政主議論も含めて未完であったのだなーと改めて思いました。
    とりあえず。

  6. 6
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん

    ご質問、ご意見、ご批判は大歓迎です。
    といいますか、もともと私はインフレターゲット論への誤解を正すためにBLOGOSに投稿するようになった経緯があります。

    >1点目はインフレ期待に対してなのですが、これは金融緩和や日銀の約束(コミットとか言うんでしたか確か?)だけで達成は困難なのではないか?と言う点です。

    たしかに、コミットメントだけではなく実際に金融緩和をやることを示さないと説得力はないでしょうね。
    その点では、黒田異次元緩和としてマネタリーベースの拡大規模や月毎の国債買い入れ額を示したことは必要なことだったと思います。
    もっとも、それだけでは市場が反応しない可能性を考えたのか「2年間」という、異例の目標期限付きインフレターゲット政策となっていました。(普通は期限を付けません。)

    もっとも、このコミットメント&金融緩和に反応してインフレ期待を形成するのは投機市場くらいのものでしょうね。
    投資家や投資機関はそれが商売ですから、金融政策の動向には常に注目していますし反応も即座と言っていいほど早いわけです。
    ただし、投機市場では実体経済より遥かに巨額の資本が取引されますから、為替変動を通じて実体経済への影響力はかなり大きいと私は考えています。
    したがって、コミットメント&金融緩和だけでも必要な需要は確保できると私は考えていますが、次の問題として利益の分配を考慮する必要があり、これがアベノミクスの欠点といいいますか限界なのだと思います。

    もっとも、公共事業拡大や国民への直接給付については、私は景気回復に必要だとは考えていませんが、効果は必ずあるでしょうから可能ならば実施すべきだとも考えています。

    >2点目は円安のことなんですが、理論的には円安になれば輸出が増えるはずですが、残念ながら現在は世界的にデフレに近い状態で思ったほど効果が上がってないと思うんです。

    私の考え方は、数量的な問題ならば数量を変化させればいいというものです。
    円安の度合いが足りなければ、目標インフレ率を高く設定し直して追加金融緩和を発表すればいいだけのことですよ。
    もっとも、ホンダの原付生産のように現時点でも製造拠点が日本国内に回帰する例がみられますから、思ったほどではなくともそれなりの効果はあるのではないでしょうか。

    原付きバイク、国内回帰 ホンダ、熊本に生産移す
    (朝日新聞 2015年9月13日17時36分)
    http://www.asahi.com/articles/ASH9C4S99H9CULFA01J.html

  7. 7
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん

    ご質問、ご意見、ご批判は大歓迎です。
    たとえ同意をいただけなくとも、インフレターゲットの理論の概要がわかっていただければ私はそれで十分ですからね。

  8. 8
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>花のヤンさん
    う~んなるほど…ご回答ありがとうございます。
    つまりインフレターゲット論は簡単に(簡単にまとめすぎですが…w)言うと「大量のマネタリーベース(お金の量を増やす)によって円安誘導が主目的」と考えて宜しいんでしょうか?

    確かに円安によって輸出企業の国内回帰の動きは見られますし、これはかなりのメリットです。
    (そこを見落としてましたです…汗w)

    ただご意見を見ててもう一つ疑問に思ったのが
    「果たして投機市場の巨額な取引はいくら消費や投資(GDPになる)に流れてくるんだろう?」
    なんです。
    と考えていて思ったのですが「消費税増税」というどの立場からしてもたちの悪いイベントがあったので、実際にどれだけ流れてきたか?を計測するのは困難かも…
    このイベントがなければ「金融緩和における投機市場の拡大で、GDPに流れてくるお金」が観測できたかもしれないのに…と思うとちょっと残念です。

    私の感想としてはインフレターゲット論はもう一つ他の論と組み合わせることで、力を発揮するんじゃないかな?と。アプローチとしては柔軟性もありますし。
    例えばアメリカではオバマが2008年のリーマンショック以降、「グリーンニューディール」(オバマは一度もその発言はしてないしそう呼称もしてない、日本の人たちが勝手に呼称)で金融緩和と大量の財政出動をしました。
    だから恐らくアメリカは今世界的デフレの中でちょっと頑張れてるのかなと。

  9. 9
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >つまりインフレターゲット論は簡単に(簡単にまとめすぎですが…w)言うと「大量のマネタリーベース(お金の量を増やす)によって円安誘導が主目的」と考えて宜しいんでしょうか?

    厳密には少し違います。
    投稿記事本文にもあるとおり、インフレターゲットには円安の他にも設備投資増加など数多くの効果があり、円安はそのうちの一つに過ぎません。
    ただし、円安は最も効果的に需要増加に作用すると考えられていますが。

    >ただご意見を見ててもう一つ疑問に思ったのが
    >「果たして投機市場の巨額な取引はいくら消費や投資(GDPになる)に流れてくるんだろう?」なんです。

    おそらく公共事業と同じイメージでお考えなのだと思いますが、これは違うイメージで考えるべきだと思います。
    概念的に金融緩和とは通貨量を増やす行為なのですから、最終的には金額が増えるものの現在と同じ比率で存在することになります。
    つまり、月給が20万円で飴玉1個の値段が10円であったものが、最終的には月給が200万円で飴玉1個が100円なるような感じです。
    インフレを通貨膨張を訳すとおり膨張するイメージであり、その過程で需要が増えたり賃金が上がったりするわけです。

    また、この場合の投機市場の巨額な取引とは、インフレ期待により円建て金融商品の価値が下がると予測されることを動機とする売買のことであり、金融緩和の資金が投機市場に流れたことが原因ではありません。

    >私の感想としてはインフレターゲット論はもう一つ他の論と組み合わせることで、力を発揮するんじゃないかな?と。
    >アプローチとしては柔軟性もありますし。

    これはそのとおりだと思います。
    可能であれば公共事業なども併用するべきでしょう。

  10. 10
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>花のヤンさん
    ちと仕事やその他諸々に忙殺されて体力が限界来てましたのでコメントが遅れましたw
    う~ん…なるほどイメージが違うのですか。

    Gokaiさんの分配論(的な?)についてもようやっと飲み込めてきたのですが、また勉強することが増えました…w
    Gokaiさんとも議論していて改めて思ったのですが、理解した上で「こうじゃないか?あーじゃないか?」と言うことが大事だなと強く思ったのです。

    あと2つお尋ね(確認含む)ですが花のヤンさんも「日本大好き論客(要は日本人の生活とかよくなれば的な)」ですよね?
    ※これは私はBLOGOSにて「答えはイエスだ」と重々承知しているのですが、ここで表明していただけることに意味があるかと。

    もう一点はいわゆる「リフレ派」と呼ばれているものに近い理論ですか?
    私がその理論を勉強するにあたり必要なのです(汗

  11. 11
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >Gokaiさんとも議論していて改めて思ったのですが、理解した上で「こうじゃないか?あーじゃないか?」と言うことが大事だなと強く思ったのです。

    たしかにこれは重要なことですね。
    わかってるつもりでも案外わかってないことは結構多いものです。
    私もインフレターゲット論に納得するまで数年かかりましたし、納得してからも教えてもらって理解が深まったことは結構ありました。

    >あと2つお尋ね(確認含む)ですが花のヤンさんも「日本大好き論客(要は日本人の生活とかよくなれば的な)」ですよね?

    まあ、それはそのとおりですよ。
    もっとも、私は単純に所得やモノが各個人に行き渡るだけでなく、自信を持ち自己肯定できる社会を考えています。
    つまり、景気回復だけでなくストレスの少ない社会も目指すべきだと思うのです。

    >もう一点はいわゆる「リフレ派」と呼ばれているものに近い理論ですか?

    そのとおりだと思いますよ。
    いわゆる「リフレ派」というのは、インフレターゲーット論に否定的な人たちがインフレターゲット論者を一纏めにして指す言葉です。
    私もインフレターゲット論者ですからリフレ派に分類されることでしょう。

    もっとも、財政政策活用論者には新自由主義者よりもリフレ派を嫌う者が多いことは知っていますが。

  12. 12
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>花のヤンさん
    >わかってるつもりでも案外わかってないことは結構多いものです。

    全くもってその通りで。
    今はGokaiさんの分配論を勉強するだけで私いっぱいいっぱいですw
    んでGokaiさんの論をある一定勉強できたら、次はちょっとインフレターゲット論について花のヤンさんに教えていただこうかとたくらんでおりますw
    分からないで批判するより、わかって新たな視点を獲得するほうが面白いですから。

    私特にインタゲ論自体には好きも嫌いもなかったりしますが、公共事業論者の中にそういう風潮は確かにあるかもしれないです。
    私は好き嫌いで言ったら圧倒的に「新自由主義が害悪すぎる」と思ってまして、まぁそれ以外は勉強してみようかと。
    (実は財政出動論以外で一番勉強したのが新自由主義だったりするかもですw)
    上記のスタンスはGokaiさんとの議論で「あ、こうだなぁ…」と思った次第ですw

  13. 13
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>花のヤンさん
    あ、あと日本大好き表明ありがとうございましたm(_ _)m
    お手間を取らせてしまいました。

    しかしまぁ…ブルーオーシャン面白くなってきましたねぇ…
    公共事業論、分配論、インタゲ論…次は何が出てくるんやろ?とか思ってしまいますw

  14. 14
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん

    財政政策論者にリフレ派嫌いが多いのは逆恨みの面があると思いますよ。
    つまり、経緯的には財政政策論者に真っ向から反論をしたのがいわゆるリフレ派の人たちであって、新自由主義者や構造改革論者どころか一般的な人たちも財政政策論者を本気で相手にしていなかったのです。
    構造改革熱に煽られただけの素人はともかく、本気で自分が頭がいいと思っているような構造改革論者は財政政策を聞いただけで相手にしてくれません。

    はっきり言って、いわゆるリフレ派も日本の経済学では主流ではないため、ネットで支持者を増やす行為を積極的に行っていて、それ故にネットで素人相手に完膚なきまでに叩きのめすようなことよくやっていました。
    このときの被害者のいくらかはリフレ派嫌いになったことでしょう。
    実を言えば、私も当時は財政政策論者でありこの被害者の一人でもあります。

    しかし、このときのネットで活躍するリフレ派には本物の経済学者が混ざっており、ドラエモンこと故岡田靖氏、割とメジャーなすりらんかこと飯田泰之氏が有名です。(他にもいたのかもしれませんが、私が知っているのはこの2名だけです。)
    特に、岡田靖氏は私のような素人でもイメージできる上手な説明をされていましたので、今でも非常に感謝しています。

  15. 15
    manwith6785  :

    僕はインタゲ政策自体は特に批判するつもりはありません。株価を上げ円高を是正したのは事実です。雇用回復や設備投資の増加が本当に金融政策のみにより起こったのかは懐疑的ですが、そこは置いておくとして、そもそも金融か財政か?と言えば消費増税という負の財政政策によりマイナス成長に陥ったのだから、金融政策は財政政策に負けたというのが事実なのではないでしょうか。2年というコミットメントも達成出来ませんでしたし。
    リフレ派の人は金融政策の有効性を声高に叫ぶ割りになぜに財政政策の1つである消費増税にあれほど怯えるのでしょうかね?ま、増税しても金融緩和してりゃ大丈夫!っていう方もおられますが、大丈夫じゃなかった時点でお口にチャックをしといて欲しいものです。

    僕はリフレ派の人が嫌いです。しかしその理由はインタゲ政策は必要なんだ!と唱えているからではありません。別にインタゲ政策自体には僕も反対ではないですから。僕が腹立つのはリフレ派の人達が安部政権の金融政策を擁護するあまり、安部政権が進める有害な経済政策までもを擁護するからです。若しくは見てみぬ振りをする。

    ただのインタゲ政策支持者というだけならば僕は「うんうん、金融政策大事だよね。これからも頑張っていきましょう。しかしすでにインタゲ政策は発動されてるわけですから日本経済をなるべく早く良くする為に、次は一緒に変な構造改革は止めて財政政策を訴えていきしょうよ」と言いますよ。しかしなぜかリフレ派の人は安部政権の進める経済政策は全て正しいと言う。消費増税は安部政権じゃなく財務省が悪いと言う。

    完全に竹中と同期してるんですよ。僕は竹中は嫌いです。なので竹中と同期している人も同じく嫌いなのです。

    リフレ派の人でアベノミクス第3の矢を猛烈に批判している人がいたら教えて欲しいものです。

    「リフレ派は新自由主義者」と言われるのはこういうとこじゃないですか?

  16. 16
    jan2002 花のヤン  :

    >>manwith6785さん
    manwith6785さん

    これはよくある誤解なのですが、いわゆるリフレ派とはインフレターゲットを主張する点が共通しているだけで他はバラバラの主張なのですよ。
    私がわざわざ「いわゆるリフレ派」と表現しているのは、本当はリフレ派という学派は存在せず主にインフレターゲットに反対する側からの他称であるからです。

    ちなみに、私は旧アベノミクスについて当初から第1の矢であるインフレターゲット、第2の矢である財政政策は積極的に行うべきだと主張し、第3の矢である成長戦略については労働規制緩和の危険性を指摘していましたし、現在では安倍政権の賃金上昇や再分配に消極的な姿勢から「アベノミクスの限界」を主張しています。

    もっとも、いわゆるリフレ派には構造改革論者が多い傾向にあることは事実ですがね。
    その点を指して「リフレ派は新自由主義者」とレッテルを貼る人がいるかもしれませんが、それは事実誤認でありいわゆるリフレ派の個々の主張はバラバラであることを理解するべきです。
    要は、いわゆるリフレ派とは主張している内容をちゃんと聞かないと判別できないということです。

  17. 17
    Gokai  :

    >>manwith6785さん

    リフレ派の論者さんたちの立ち位置は基本的に「健全財政主義」なんだろうと思いますよ。
    そして安倍首相も、基本的に「健全財政主義」の政策を実行しています。
    だから、首相で居られる。
    もし健全財政主義の看板を下ろせば、たちまちに安倍さんは引きおろされるのだと推測してしまいます。
    仕方が無いのです。アクセル踏みながらブレーキを踏むポリシーミックスは、W。
    この矛盾を安倍さんは当然にわかっているはずと見ます。

  18. 18
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん

    しかし、私は財政再建論者ではありませんよ。
    むしろ貨幣数量説から日本はもっと赤字国債を発行できる余裕があると主張しているくらいです。
    やはり、いわゆるリフレ派の意見はインフレターゲット以外はバラバラと考えるべきなのです。

  19. 19
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >いわゆるリフレ派の意見はインフレターゲット以外はバラバラと考えるべきなのです。

    批判の対象となっているリフレ派は、財政政策無効論(中立論)を支持している財政政策否定派のことではありませんか?

  20. 20
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >批判の対象となっているリフレ派は、財政政策無効論(中立論)を支持している財政政策否定派のことではありませんか?

    それならば、財政政策無効論者と呼べばいいことです。
    わざわざ第三者が混乱するような呼び方をする必要はありませんよ。

  21. 21
    baiannmidareame やす  :

    いろいろ勉強になります。

    >将来にわたってマイルドインフレが維持されるという「インフレ期待」が形成されれば、低い実質金利を見越して企業が融資を受けて設備投資を行うでしょうし、低い実質金利を見越して投機市場で通貨安が起こったり、家庭でも物価上昇を見越して消費活動がなされたりすることになります。

    このお話は、財政政策を行い、あくまでも国内需要が拡大したときに理屈が合うように感じられます。

    私は、リフレ派と言う方々(金融政策に重心を置き、財政出動への比重は様々)の最大の問題は、国民間の経済格差や日本社会の在り方の問題に、あまりにも無頓着なところではないかと思っています。

  22. 22
    jan2002 花のヤン  :

    >>やすさん
    >このお話は、財政政策を行い、あくまでも国内需要が拡大したときに理屈が合うように感じられます。

    たしかに、やすさんがおっしゃる場面でも有効だと思います。
    財政政策で需要が増加した場合には、需要増加に伴う資本需要増加から円高になる危険性があるため金融緩和を行い通貨防衛を行う必要があるわけですからね。
    もっとも、私は財政政策が不十分な現状でもインフレターゲットが有効に作用し需要増加すると考えていますが、それは「道具」としてのインフレターゲットの使い方の違いでしょう。

    >私は、リフレ派と言う方々(金融政策に重心を置き、財政出動への比重は様々)の最大の問題は、国民間の経済格差や日本社会の在り方の問題に、あまりにも無頓着なところではないかと思っています。

    以前の投稿にも書きましたが、いわゆるリフレ派とはインフレターゲットを主張する点だけが共通しているだけで、他の主張はバラバラなのです。
    したがって、「国民間の経済格差や日本社会の在り方の問題に、あまりにも無頓着」という人物はその中の一部に過ぎないと思いますし、これをもって「リフレ派は〜」というような批判をするのはレッテル貼り論法ではないでしょうか。

    私が思うに、インフレターゲットも財政政策も「道具」に過ぎず、他の経済政策との組み合わせでその色が決まってくるものなのです。
    その点では、アベノミクスはインフレターゲットを採用しているものの制度的に賃金を増やすことには消極的だと思われるため、私はアベノミクスをそれほど高く評価していません。

  23. 23
    baiannmidareame やす  :

    >>花のヤンさん

    >以前の投稿にも書きましたが、いわゆるリフレ派とはインフレターゲットを主張する点だけが共通しているだけで、他の主張はバラバラなのです。
    したがって、「国民間の経済格差や日本社会の在り方の問題に、あまりにも無頓着」という人物はその中の一部に過ぎないと思いますし、これをもって「リフレ派は〜」というような批判をするのはレッテル貼り論法ではないでしょうか。

    う~ん、ということは、リフレ=上念さんあたりの考え方、というのは私の思い違いという事なのですね。

    ではケインズ派とリフレ派とは、人によっては、ほとんど変わらないってことですね。

  24. 24
    jan2002 花のヤン  :

    >>やすさん
    >ではケインズ派とリフレ派とは、人によっては、ほとんど変わらないってことですね。

    まあ、ケインズ派といえばそうなりますかね。
    インフレターゲット理論の両巨頭であるクルーグマンとバーナンキはニューケインズ学派に分類されてますからね。
    ちなみに、ニューケインズと旧ケインズの違いは「期待」の概念を取り入れているかどうかです。
    もっとも、大抵のニューケインズは恣意的な公共事業等には批判的らしいのですが。

    しかし、我々のような素人が学派の違いにとらわれ過ぎるとレッテル貼り思考に陥る危険性がありますから、あまりこだわるべきではなく、使えそうなネタがあれば良い所取りするくらいの気持ちで考えればよろしいのではないかと思います。

    しかし、何度も言うようにインフレターゲットは道具に過ぎません。
    いわゆるリフレ派(私はこの呼び方は使うべきではないと思います)はインフレターゲットの道具としての有効性を認める点で一致しているだけで、主義主張を知るには他の主張も聞かないとわからないと思います。
    したがって、「インフレターゲットを認めること≠上念氏の主張を認める」であり、インフレターゲットを駆使しながら上念氏の主張に批判を加えることもできると思います。

  25. 25
    baiannmidareame やす  :

    >>花のヤンさん

    >しかし、我々のような素人が学派の違いにとらわれ過ぎるとレッテル貼り思考に陥る危険性がありますから、あまりこだわるべきではなく、使えそうなネタがあれば良い所取りするくらいの気持ちで考えればよろしいのではないかと思います。

    仰る通りですね。確かに私のようなど素人がうろ覚えの経済学派のことなど、こだわるべきではないですね。

    ただ(まだ言うか!)、私はインフレターゲットにも疑義があるのです。

    黒田日銀が、2年でインフレ率2%目標を掲げ、黒田バズーカなんてやってましたが、結局達成できず、日本国民の生活も良くならず・・・と言う有様のように感じます。

    私のようなど素人からすれば、黒田バズーカなどと言っても、潤ったのは株屋だけ。のように感じたのですが、どう思われますか?

    消費増税のせい、と言われる方も多いのですが、してしまった増税に合わせた政策は考えなかったのでしょうか?

    私としては、インフレターゲットとしてインフレ率目標のための金融緩和よりは、財政政策に合わせた国債発行、買取?を行い、それをインフレ率を監視しながら行うべきではなかったかと思うのですが・・・なんか、頓珍漢な事、言っちゃってます?

  26. 26
    manwith6785  :

    まずインフレ期待というもので人が消費を増やすのか?ですよね。金利がある程度のレベルにあるならばそれを操作することで投資需要を促したり抑制したりは出来るでしょうが、金利が下限に張り付いてる状況での量的緩和がどこまで投資需要と消費需要を拡大出来るのか。

    僕は経済理論はまず庶民感覚に落としこんで効果があるのかどうかで判断するのですが、実際問題、日銀がインタゲ政策で金融緩和をしているからといって給料もろくに増えない状態では消費は増やさないですよ。僕でさえそうなのだから金融緩和の意味自体ろくに分かってない一般庶民がインフレ期待で金を使うもんなんですかねぇ。

    ところで花のヤンさんは上念さんの例えばどこらへんの主張に異論をお持ちなのですか?僕らが批判しているいわゆる「リフレ派」と呼ばれる人達とヤンさんの主張で違うところはどこなのか?是非お聞きしてみたいです。

    アベノミクスのここがあかん!でもいいです。

  27. 27
    jan2002 花のヤン  :

    >>やすさん
    >黒田日銀が、2年でインフレ率2%目標を掲げ、黒田バズーカなんてやってましたが、結局達成できず、日本国民の生活も良くならず・・・と言う有様のように感じます。

    まず、黒田バズーカの2年という期限を設けたことはインフレターゲットとしては異例のことです。
    おそらく、黒田日銀は日本のデフレが長かったことからインフレ期待が形成されるか不安だったため、敢えて2年という期限を設けて速やかにインフレ期待が形成されるように工夫したのでしょう。
    結果としては、予想されたとおり黒田バズーカ発表直後に投機市場にインフレ期待が形成されて円安へのシフトが強増しましたから、この時点で「2年という期限を設けたことの目的は達成できた」と私は理解しています。

    そして、この投機市場のインフレ期待形成により需要増加の足がかりとなる円安となったわけですから、「2年でインフレ率2%目標」が達成できたかどうかは致命的な問題ではないと考えています。
    ただし、消費税増税が足を引っ張ったとは言え、現時点での需要増加はやはり不十分でありもっと需要が増えていたのなら「2年でインフレ率2%」は達成できたとは思いますが。

    次に、この円安による需要増加はそれなりにあって、帝国データバンクの「2015年度の業績見通しに関する企業の意識調査」では「2015年度の業績見通しを『増収増益』とする企業は28.0%。2014年度実績見込みからは2.1ポイント減少するものの、『減収減益』は減少、『前年度並み』は大幅に増加しており、総じて上向く傾向。ただし、規模間格差が拡大する懸念は高まっている」となっています。

    つまり、黒田バズーカはそれなりに効果があり、問題は企業の増収増益を従業員や国民に還元することであると思われます。

    >私のようなど素人からすれば、黒田バズーカなどと言っても、潤ったのは株屋だけ。のように感じたのですが、どう思われますか?

    株屋が儲かったのは黒田バズーカだけでなく官製相場の働きも大きいと思いますよ。
    しかし、需要増加の割には賃金上昇が少なかったわけですから、株式所有者の個人消費増加が景気上昇に役立っている面があります。
    したがって、これはこれで景気回復の方向に流れていると言えるでしょう。
    もっとも、これこそが賃金上昇に有効な手段を用いなかった安倍政権の限界だと言えるわけですが。

    >消費増税のせい、と言われる方も多いのですが、してしまった増税に合わせた政策は考えなかったのでしょうか?

    これはまた「金融政策万能論」みたいな主張ですね。
    まあ、たしかに追加金融緩和をしてさらに円安を進行させる手段がありますよ。
    もともと私は追加金融緩和を主張していましたので本当に賛同いただけるのであれば心強いですね。
    もっとも、私は追加金融緩和と賃金増加策、所得再分配を同時に行うべきだとも主張していますが。

  28. 28
    jan2002 花のヤン  :

    >>manwith6785さん
    >まずインフレ期待というもので人が消費を増やすのか?

    それは実際にインフレ率が上がってからの話ですよ。
    現時点では投機市場でしかインフレ期待が形成されていませんから、しばらくは円安が景気を牽引する状態だと思います。

    >ところで花のヤンさんは上念さんの例えばどこらへんの主張に異論をお持ちなのですか?

    実は私は上念司氏のことはよく知らなかったのですが、検索してみるとインフレターゲットだけでなく財政政策活用も主張しているようですね。
    ならば、皆さんと主張がそれほど違うようには思えないのですが、ひょっとして上念氏が三橋貴明氏と喧嘩別れしたことが関係しているのでしょうか?

    もっと詳しい主張がわかれば批判することもあるでしょうが、現時点では何とも言えませんね。

  29. 29
    baiannmidareame やす  :

    >>花のヤンさん

    >これはまた「金融政策万能論」みたいな主張ですね。

    いえいえ、追加緩和をしろ、という事ではありません。彼らが全てを消費増税に責任をおっかぶせて話をされているので、そこで話を終わりにするのは無責任すぎないかと思いまして、ならば財政政策拡大を叫ぶとか、するべきじゃないのか?と、彼らの希望通り金融緩和(黒田バズーカ)をしても目標に届かないのだから、泥縄式に追加緩和を繰り返すのではなく、次は第二の矢でしょ、と、そう思ったわけです。(すみません、やはり私は青木泰樹さんなどの仰っている内容の方が納得いくのです。)

  30. 30
    jan2002 花のヤン  :

    >>やすさん
    >いえいえ、追加緩和をしろ、という事ではありません。

    すみません、私の書き方が悪かったですね。
    私が「金融政策万能論」と言ったのは「万能薬じゃないから金融政策はダメだ」という論法のことです。
    こうした意見があると、「メリットを生かしたまま、他の政策でカバーすればいいじゃないか」と私は思ったりするわけです。

    >ならば財政政策拡大を叫ぶとか、するべきじゃないのか?と

    それもカバーする方法の一つですね。
    私もその意見には賛成しますが、おそらく追加金融緩和&所得再分配の方が効果が高いと思います。
    もっとも、一番手っ取り早い所得再分配の方法はバラマキでしょうから、結局は同じような意見ということになりますが。

    >泥縄式に追加緩和を繰り返すのではなく、次は第二の矢でしょ

    泥縄式ではありませんよ。
    もともと、現状では円安の度合いが不十分であるという意見があったのです。
    ただし、私の考えでは所得再分配や賃金増加政策とのセットが条件ですが。

  31. 31
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    コメントの27について質問です。

    〉しかし、需要増加の割には賃金上昇が少な
    かったわけですから、株式所有者の個人消費
    増加が景気上昇に役立っている面がありま す。

    『需要増加』とは、何を指し、どれほど増加したのでしょうか。また、『株式所有者の個人消費増加』が証明出来るなら、日本経済におけるトリクルダウン仮説を実証出来ることになり、日本経済史上の快挙になります。

    是非、分かりやすく具体的に説明をお願いします。

  32. 32
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    白熱した議論になっておりますね。
    ちょっとお邪魔を(納期に追われているので息抜きにきましたwwww働けよ!と思った方は息抜きしましょう。納期なんて…納期なんて知りませんキリッ)

    論点が何点かあるみたいでして整理したほうがいいんじゃないかなと。
    1)金融緩和だけでデフレ脱却がなるのかどうか?もしくはどういう政策を組み合わせるべきか?
    2)インフレ期待とは何か?(定義の説明?私は勉強不足でよくわからないもので…)
    3)インタゲだけで需要増加はなりえるのか?(これは1に絡みます)
    4)需要の増加とはなんなのか?という定義(GDPない景気動向なり日銀短観なり色々ありますが)

    これ以外もあるかもしれませんが、一点ずつ「定義」をしてから議論したほうがいいかもです~

  33. 33
    holyfirework 灯火  :

    〉 1)金融緩和だけでデフレ脱却がなるのかどう か?もしくはどういう政策を組み合わせるべ きか?

    金融緩和だけでデフレ脱却出来ないことは、明らかです。積極的財政政策と組み合わせることが必須でしょう。

    2)インフレ期待とは何か?(定義の説明?私は 勉強不足でよくわからないもので…)

    これは、『インフレになれば、物価が上がり、お金の資産としての価値が下がるから、お金を投資するなり消費するようになるだろう。そうなれば、眠っていたお金が実体経済に回るようになり、景気回復に繋がるだろう』という【政府】の期待です。

    「インフレになればお金使ってやるから、とっととインフレになれやー!」などと期待している個人や企業など、いません。

    〉3)インタゲだけで需要増加はなりえるのか? (これは1に絡みます)

    普通には無理です。
    まあ、為替を円安に誘導することによって、外需を取り込もうということなのでしょうが、現地生産の拡大によって伸び悩んでいるのが、現実です。

    〉 4)需要の増加とはなんなのか?という定義 (GDPない景気動向なり日銀短観なり色々あり ますが)

  34. 34
    holyfirework 灯火  :

    〉〉 4)需要の増加とはなんなのか?という定義 (GDPない景気動向なり日銀短観なり色々あり ますが)

    GDP増加をもたらす、消費増加に繋がる事実です。景気動向では、上から目線過ぎます。日銀短観では、希望願望入り過ぎでしょう。
    日本経済は、内需の個人消費が大部分を占めているのですから、注視すべきは、実質所得の動向であり、個人の懐具合の余裕度です。

  35. 35
    Gokai  :

    33>>灯火さん
    >金融緩和だけでデフレ脱却出来ないことは、明らかです。積極的財政政策と組み合わせることが必須でしょう。

    金融緩和とは、本来金利下げのことを言います。量的緩和のことではないのですね。
    この金利下げについては、戦後日本経済の不景気時にはしょっちゅう導入されてきました。それは金利下げにより借り入れがしやすくなるという理屈からです。
    しかしその時でさえ、金利下げだけでは効果が発現しにくいためか、常に財政政策が同時出動しました。
    ところが、度重なる財政出動の結果、巨額の政府借金がつみあがることになったため、2000年前後経済学者は、金融政策に注目することになります。
    ところがその時点で金利は、既にゼロ金利に近かったのです。
    そこで苦肉の策で、量的緩和を経済学者らは言い出すことになります。それがインタゲ論と合わさり現在のリフレ論となったのです。

    しかしもともと金利下げという金融緩和には意味があっても、量的緩和という金融緩和には意味が無いというのが経済学界の定説であり、
    そしてそれは、今も完全に覆されているわけでないと思います。

    なので、量的緩和も金利下げもどちらも金融緩和ですが意味が違うので、言葉を分けて使うことをお勧めしたいですね。

  36. 36
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>Gokaiさん
    えっと「金融緩和」=利下げ、量的緩和=MBの増加と捉えたらいいのでしょうか?
    本来的な意味で言うと。

  37. 37
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>灯火さん
    >「インフレになればお金使ってやるから、とっととインフレになれやー!」などと期待している個人や企業など、いません。

    自営業ですけど同感ですw
    イマイチ、インフレ期待というものがよくわからんのです。ど~言うメカニズムでそれが生じるのか?それは本当にあるのか?インタゲ論の本質はそこなんじゃないかな?と。
    勉強不足でよくわからんですが、そこを花のヤンさんからお聞きしたいなと。

  38. 38
    Gokai  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >えっと「金融緩和」=利下げ、量的緩和=MBの増加と捉えたらいいのでしょうか?
    本来的な意味で言うと。

    そうですよね。
    量的金融緩和なんてものは決して正攻法ではなく苦し紛れで、MF理論でも想定していないやり方なのに、今は威張ってる。学問は威張って何ぼじゃなく正しいことがすべての筈なのに声ばかりでかくて中身無いと思います。

  39. 39
    Gokai  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >イマイチ、インフレ期待というものがよくわからんのです。

    インフレ期待だとか期待インフレだとか、普通に聞いたら日本語かー?って気分にさせられます。
    「期待=予想」という意味ですけど、
    「インフレになるよ、インフレになるよ」って政策当局が言えばインフレになると思う人が増えるだろう、その確率が大きければそれに賛同する人がさらに増え、景気はよくなるっていう寸法なんです。
    政策当局のその言葉に信用性が低ければ、量的緩和しても確率的に信用していない人が多いので、さらに信用しない人が増え、それは作動しないっていうことらしいです。

  40. 40
    holyfirework 灯火  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん

    インフレ期待のメカニズムは、Gokaiさんが説明された通りです。

    もっと分かりやすく言いますと、【政府】がインフレ期待効果として期待している効果とは、値上がり前の駆け込み需要による消費拡大効果です。消費税増税前のような。
    これを一時的ではなく、継続的に起こすことによって、継続的な需要と消費の拡大効果を起こし、景気回復に繋げることが、【政府】の狙いなのです。

    まあ、その結果は、皆さんご存知の通りです。

  41. 41
    Gokai  :

    >>灯火さん
    >もっと分かりやすく言いますと、【政府】がインフレ期待効果として期待している効果とは、値上がり前の駆け込み需要による消費拡大効果です。消費税増税前のような。
    これを一時的ではなく、継続的に起こす

    なるほどわかりやすいです。

  42. 42
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >『需要増加』とは、何を指し、どれほど増加したのでしょうか。また、『株式所有者の個人消費増加』が証明出来るなら、日本経済におけるトリクルダウン仮説を実証出来ることになり、日本経済史上の快挙になります。

    簡単な理屈ですよ。
    官製相場により保有する株式の資産価値が上がれば、株式保有者の消費が増えると思いますよ。

  43. 43
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >2)インフレ期待とは何か?(定義の説明?私は勉強不足でよくわからないもので…)

    経済学で言う「期待」とは将来にわたる予測をいいます。
    つまり、「インフレ期待」であれば「『インフレ率が上昇する』という予測」が形成されるわけです。

    現在のところインフレ期待は投機市場でしか形成されていませんが、これにより多くの投資家等がインフレ期待により実質金利低下を予測して円建て金融資産を売却を行ったため円安が進行したわけです。

  44. 44
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >金融緩和だけでデフレ脱却出来ないことは、明らかです。
    >積極的財政政策と組み合わせることが必須でしょう。

    私はそう思いませんね。
    円安誘導をすればジリジリと需要が増えていくと考えています。
    たしかに、財政政策も併用すれば効果は高いでしょうが、それがかなわなければ次善の策を用いるのがいいでしょう。
    もちろん、次善の策とはインフレターゲットです。

    >これは、『インフレになれば、物価が上がり、お金の資産としての価値が下がるから、お金を投資するなり消費するようになるだろう。そうなれば、眠っていたお金が実体経済に回るようになり、景気回復に繋がるだろう』という【政府】の期待です。

    これは本気でそう理解しているのか冗談なのか、判断に困る説明ですね。
    コテヤンさんへのコメントにも述べたとおり、経済学で言う「期待」とは将来にわたる予測のことを言います。

    >まあ、為替を円安に誘導することによって、外需を取り込もうということなのでしょうが、現地生産の拡大によって伸び悩んでいるのが、現実です。

    以前にも紹介しましたが、円安による製造業の国内回帰が起こっています。
    (自動車業界で国内回帰相次ぐ スズキ、ホンダなど 円安で開発力維持狙う)
    http://www.sankei.com/economy/news/151003/ecn1510030022-n1.html

  45. 45
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >しかしもともと金利下げという金融緩和には意味があっても、量的緩和という金融緩和には意味が無いというのが経済学界の定説であり、そしてそれは、今も完全に覆されているわけでないと思います。

    他の箇所はだいたいおっしゃるとおりなのですが、この部分には同意しかねますね。
    かつてフリードマンがインフレ率と貨幣総量の因果関係を統計により証明しこれが定説となっているわけですから、量的緩和にはインフレ率を上げるという重大な意味があります。

  46. 46
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >「インフレになるよ、インフレになるよ」って政策当局が言えばインフレになると思う人が増えるだろう、その確率が大きければそれに賛同する人がさらに増え、景気はよくなるっていう寸法なんです。

    いいえ、経済学で言う「期待」とは経済活動の動機になるくらい強力なものを指すのですよ。
    この説明のような気分的なものではありません。

    >政策当局のその言葉に信用性が低ければ、量的緩和しても確率的に信用していない人が多いので、さらに信用しない人が増え、それは作動しないっていうことらしいです。

    これはそのとおりですね。
    期待が形成されなければインフレターゲットは空振りになりますし、白川前総裁の頃に日銀関係者もそう指摘して効果に疑問があると述べたそうです。

    しかし、インフレターゲットを実施すると理論どおりに円安へのシフトが起こりましたから、投機市場限定とはいえ「期待」は形成されたと考えるべきでしょう。
    もっとも、当初は投機市場限定であることは想定済みであり、円安による需要増加から一般の企業や個人にもインフレ期待が形成されるという筋書きだったのですが、思っていたより需要増加のペースが遅いですね。

  47. 47
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >もっと分かりやすく言いますと、【政府】がインフレ期待効果として期待している効果とは、値上がり前の駆け込み需要による消費拡大効果です。消費税増税前のような。

    これはもっと後の段階ですよ。
    一般の企業や個人にもインフレ期待が形成されないとこのような効果は生じません。
    現時点では、投機市場で形成されたインフレ期待による円安が景気を引っ張っていく構図となります。

  48. 48
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん

    付け足しです。
    つまり、インフレターゲットにはあなたの説明した消費性向上昇の他にも、円安、設備投資増加、などの様々な効果あるわけです。
    言い換えれば、「『金融緩和(=通貨量増大)→実際にインフレ率上昇する』までの過程で需要増加や雇用増加、賃金上昇などが起こる」という構図となります。

  49. 49
    コテヤン@どうやら管理人 コテヤン@どうやら管理人  :

    >>Gokaiさん
    >>38
    マンデルフレミングモデルが難しくて、私全く理解してないのですが流動性の罠とか言ってた人でしたか?(記憶障害だったらごめんなさいです)
    期待=予測なのですね。これは花のヤンさんから頂きましたコメントでも意味は同様であるようです。

    ではこの予測(期待)が「どれだけ強力なのか?」「もしくは影響がないのか?」が論点になる気がします。

    私自身は量的緩和+何か他の財政出動という組み合わせが有効かなと思ってる論者です。
    つまり量的緩和はどの政策とも「組み合わせられる」という強みがあるんじゃないかなと?
    ただ量的緩和の効果に話がいっておりますので、やっぱり上記の「インフレ期待」の話が核心なのかなぁ?と。

    それで後学のためにも皆様にお聞きしたいのですが、量的緩和がもしも政府が抱えている国債全てに及べばどうなるのかな?と。つまり今より大規模になればと言う話です。
    (・・・・間違ってないよね?民間銀行から国債買って円を発行するんですよね?汗汗汗)
    (理論系の話は自信がありません…もし間違ってたらご指摘下さいませませ)

  50. 50
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    〉官製相場により保有する株式の資産価値が上 がれば、株式保有者の消費が増えると思いま すよ。

    つまり、統計データなど数値の裏付けがあるわけではなく、あなたの思い込みに過ぎないということですね。
    よく分かりました。

  51. 51
    holyfirework 灯火  :

    私は、株式所有者の消費増加には、大してつながらないと見ています。
    何故なら、アメリカと違って、日本での株式所有者は、資産者であり、機関投資家だからです。

    庶民の株式所有者が少ない日本において、株価上昇による資産効果など、日本経済に大して影響を与えないことは、現在の日本経済の状況と庶民の声が示しています。

    現在の日本において、株価上昇は、格差拡大を引き起こすだけの、デメリットの方が遥かに大きい下策なのが現実です。

  52. 52
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    〉私はそう思いませんね。 円安誘導をすればジリジリと需要が増えてい くと考えています。

    どのような需要でしょうか。
    円安というのはコストプッシュインフレを通じて日本人の購買力と実質所得を低下させ、むしろ需要と消費の減少を引き起こす効果があることを忘れていませんか?

    〉 たしかに、財政政策も併用すれば効果は高い でしょうが、それがかなわなければ次善の策 を用いるのがいいでしょう。 もちろん、次善の策とはインフレターゲット です。

    事前の策は、日銀の計画通りにはいかず、失敗の烙印を捺されていますが。
    もう無理ではありませんか?

  53. 53
    Gokai  :

    45>>花のヤンさん
    >フリードマンがインフレ率と貨幣総量の因果関係を統計により証明しこれが定説となっているわけですから、量的緩和にはインフレ率・・

    貨幣総量増加と量的緩和でのMB増加とは、お金としては別のものですから、
    つまりフリードマンは述べていません。なので定説にはなっていませんよ。

  54. 54
    Gokai  :

    49>>コテヤン@どうやら管理人さん

    流動性の罠は簡単に言えば、現金保有が増え、MB増加による金利低下効果がなくなることです。
    だからMF理論は逆に流動性の罠のメカニズムを無視していると思いますが、
    そもそも現代では現金保有志向が高まる状況など考えられませんので無視してよい“罠”だと思います。
    また、全ての国債を日銀が買い占めると、民銀や生保等は安定運用先を失うわけで、リスクの高い運用を強いられ、業績が不安定になり金融システムショックが起こりやすくなる可能性がありますね。

  55. 55
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >それで後学のためにも皆様にお聞きしたいのですが、量的緩和がもしも政府が抱えている国債全てに及べばどうなるのかな?と。
    >つまり今より大規模になればと言う話です。

    簡単に述べると、
    ①期待実質金利が下がりますので融資が増えます
    ②同じ理由で円安が進行し需要が増えます
    ③これらにより、インフレ率が上がり期待インフレ率に追いつくことになります
    ④また、財政赤字解消がより容易になります(もっとも、ここではそれほど重要ではないでしょうが)

  56. 56
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >つまり、統計データなど数値の裏付けがあるわけではなく、あなたの思い込みに過ぎないということですね。
    >よく分かりました。

    もともと私は理屈を述べるスタイルですからね。
    あなたにとって私の主張が納得できないのなら、それはそれで仕方のないことでしょう。

    しかし、私は自分の主張にはそれなりに根拠と自信がありますが、景気回復するには株高で消費が増える層が少ないことも理屈でわかっています。
    だからこそ、官製相場に頼らざるを得ない安倍政権を批判して「アベノミクスの限界」と私は指摘しているわけですよ。

  57. 57
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >私は、株式所有者の消費増加には、大してつながらないと見ています。
    >何故なら、アメリカと違って、日本での株式所有者は、資産者であり、機関投資家だからです。

    基本的には私も同じ意見です。
    景気回復するほどではないにしろ、多少の消費の押し上げ効果があるとは考えていますが。

    >現在の日本において、株価上昇は、格差拡大を引き起こすだけの、デメリットの方が遥かに大きい下策なのが現実です。

    格差拡大はともかく、多少でも消費の押し上げ効果があれば有益だと考えるべきだと思いますよ。
    ただし、この株高による消費の押し上げに頼る政策は筋悪であり、やはり円安誘導と並行して雇用増加や賃金上昇を制度的に行うべきだと思います。

  58. 58
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >どのような需要でしょうか。

    日本製品の需要ですよ。

    >円安というのはコストプッシュインフレを通じて日本人の購買力と実質所得を低下させ、むしろ需要と消費の減少を引き起こす効果があることを忘れていませんか?

    その意見には同意しかねますね。
    円安による輸入品価格上昇は日本製品の価格競争力上昇と表裏一体の関係であり、この日本製品の価格競争力増加は需要増加をもたらし雇用増加や賃金上昇となり購買力が増えますから、このことによるメリットは輸入品価格の上昇のデメリットを遥かに上回ると私は考えています。
    私に言わせれば、ここで輸入品価格の上昇を惜しむのは「王より飛車を大事にする」ようなものです。

    >事前の策は、日銀の計画通りにはいかず、失敗の烙印を捺されていますが。
    >もう無理ではありませんか?

    それは誤った認識ですよ。
    劇的にはいきませんでしたが、だんだんと景気回復傾向にはなっていますし、消費税増税がなければ効果はもっとはっきりしていたと思いますよ。
    以前に示したとおり製造業の国内回帰も起こりましたし、新卒者の内定率も高くなっていますし、企業業績も向上しています。
    (新卒者内定率推移)
    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3160.html
    (円安が追い風、予想上回る好決算に-日本企業の4-6月期2015/08/05 08:52 JST)
    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NSJVPT6JTSEJ01.html

  59. 59
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >貨幣総量増加と量的緩和でのMB増加とは、お金としては別のものですから、つまりフリードマンは述べていません。なので定説にはなっていませんよ。

    それはあなたの俺様解釈ですよ。
    クルーグマンやバーナンキなどの著名な経済学者も理論に取り入れていますし、それどころか投機市場での一般的な投資プログラムにすら広く採用されているわけですから、かなり普及した定説と言ってもいいくらいです。

  60. 60
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >それはあなたの俺様解釈ですよ。
    >クルーグマンやバーナンキなどの著名な経済学者も理論に取り入れていますし、

    貴方が最初におっしゃったのはフリードマンでしたね、その方なら取り入れていませんよ。
    クルーグマンは有名なリフレ論者でしかもGokaiから見ればいかがわしいので、除外しておきましょう。
    前FRB議長のバーナンキは量的緩和政策をされたと有名ですが、QE1での米国債買い入れは17%に過ぎません。つまりQE1単なるMB増加策ではないということです。
    それにアメリカは日本市場と違い資産市場が健全ですから、日本とは効果発現機構がまったく違います。

    ところで、貴方がおっしゃっておられるのはこのことでしょう。↓
    http://manabow.com/qa/reflation.html
    であるならそれはリフレ論者さんの勘違い。

    なお、私が「俺様解釈」というなら、貴方の言う「インフレ率と貨幣総量」の関係のまずはそのソースをお見せください。
    でなければ、貴方と私の意見が違うだけですので、「俺様解釈」と貶めるのはあつかましいと思います。

  61. 61
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >貴方が最初におっしゃったのはフリードマンでしたね、その方なら取り入れていませんよ。

    何を言っているのですか。
    フリードマンはマネタリストの代表的人物ですよ。

    >クルーグマンは有名なリフレ論者でしかもGokaiから見ればいかがわしいので、(以下略)

    それはあなたの勝手ですが、それは貨幣数量説が定説ではないことの証明にはなりませんよ。

    >ところで、貴方がおっしゃっておられるのはこのことでしょう。↓

    あからさまに「期待」を理解していない人物のブログを根拠にされても説得力がありませんよ。
    あなたも同じ意見ならば理解が足りていないと思います。

    >なお、私が「俺様解釈」というなら、貴方の言う「インフレ率と貨幣総量」の関係のまずはそのソースをお見せください。

    それはあなた自身が検索した方が早いと思いますよ。
    とは言っても、おそらくあなたは納得しないでしょうからwikipediaの記事を貼っておきます。
    フリードマンの貨幣数量説ならば「マネタリスト」の記事がよくまとまっています。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88

  62. 62
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >それはあなたの勝手ですが、それは貨幣数量説が定説ではないことの証明にはなりませんよ。

    フィッシャーの貨幣数量説のことなら当然Gokaiは知っています。
    しかし貴方がおっしゃったのはこちら↓
    >「かつてフリードマンがインフレ率と貨幣総量の因果関係を統計により証明しこれが定説となっている」

    だからそのソースをお見せくださいと申したのですが、WIKIページでは見当たりませんよ。
    というか、
    貴方が仰りたいのはこれですか?↓
    ★(引用)「貨幣供給量の変動が、短期における実質経済成長、および長期におけるインフレに対して、決定的に重要な影響を与えるとする。裁量的な財政政策への傾斜を強めていっていたケインズ的総需要管理政策への対立軸として生まれ、貨幣数量説に再び光を当てるとともに、裁量にかわってルールに基づいた政策の実行を主張する点に特色がある。主唱者はミルトン・フリードマン」

    ならばこれはマネタリズムであって、「量的緩和+インタゲ」のリフレ論ではありませんよ。
    マネタリズムならば定説といえますが、そうではないのですから、
    すなわち、フリードマンは、「量的緩和」に言及していません。
    すなわち定説ではありません。

  63. 63
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    業績が改善している企業は、輸出大企業の一部に過ぎません。
    だからこそ、その恩恵は国民にも国にも、及んでいないのです。中国経済の減速もあり、今後は世界的な需要減少が見込まれています。外需による景気回復は、より一層難しくなるでしょう。

  64. 64
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >ならばこれはマネタリズムであって、「量的緩和+インタゲ」のリフレ論ではありませんよ。

    それは豪快な勘違いですね。
    私が言っているのは貨幣数量説のことですよ。
    フリードマンが統計を使って長期的には貨幣供給量とインフレ率がだいたい一致することを証明して以来、貨幣数量説が定説になっているのです。

  65. 65
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >業績が改善している企業は、輸出大企業の一部に過ぎません。

    これは考え方の問題でしょう。
    需要が増えたことには違いはありませんから、その後の利益の分配や波及効果、所得の再分配を考えればいいのではありませんか?
    「万能薬ではないから駄目だ」というような発想では何事も解決できないと思います。

  66. 66
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >私が言っているのは貨幣数量説のことですよ。

    貨幣数量説は量的緩和とは無関係です。
    まあ、リフレ論の化けの皮はそこらだとは思っていましたけどね。金利決定メカニズムもご存じないようでしたしね。
    イケノブさんもGokaiと同じ指摘をしていたはずです。

  67. 67
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >貨幣数量説は量的緩和とは無関係です。

    これは大きな誤りですよ。
    このフリードマンによる貨幣数量説の証明が定説になったことにより、各国中央銀行の金融緩和では量的金融緩和が主流となったわけですし、投機市場では量的金融緩和を受けてインフレ期待が形成される素地が出来上がったのです。
    あなたが考えている以上にこれは重大なことなのです。

  68. 68
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >このフリードマンによる貨幣数量説の証明が定説になったことにより、各国中央銀行の金融緩和では量的金融緩和が主流となったわけですし、

    そんな証明どこにあるのでしょうか?ご紹介のWIKIにも証明したソースはありませんでしたよ。
    しかもインフレの本質は「貨幣量の増加という考え」は言いすぎという意味で正しくありません。
    <インフレは貨幣減少ではありません>
    http://anti-neoliberalism.top/10/4006/

  69. 69
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >そんな証明どこにあるのでしょうか?
    >ご紹介のWIKIにも証明したソースはありませんでしたよ。

    紹介したwikipediaの「マネタリスト」の記事です。
    「マネタリストの主張の骨子は、以下のようにまとめられる。
    1. 貨幣供給量の経済に与える影響力は非常に大きく、人々の予測形成が困難な裁量的政策は無用な景気変動を生み出す
    2.貨幣供給量は政策的にコントロールできる
    3.インフレーションは貨幣的現象である
    4.貨幣の増加率とインフレ率には長期的に単純な比例関係がある
    5.よって、インフレや景気変動を安定化させるために、貨幣供給は裁量ではなく、一律のルールに基づいて行うべきである

    貨幣供給量は、短期的には貨幣錯覚などにより実物経済に影響を与え、その典型が1930年代の誤った金融引き締めによる大恐慌だという。ミルトン・フリードマンは緻密な実証研究によりこのことを証明し、裁量的なケインズ主義政策への激しい攻撃を続けた。」

    >しかもインフレの本質は「貨幣量の増加という考え」は言いすぎという意味で正しくありません。

    本質かどうかの議論はともかく、貨幣量の変化がインフレ率変動の大きな要因であることに違いはないと思いますよ。

  70. 70
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >紹介したwikipediaの「マネタリスト」の記事です。

    それは証明とは言いません。常識的には主張とか提唱とかの意味です。

  71. 71
    jan2002 花のヤン  :

    >>コテヤン@どうやら管理人さん
    >ではこの予測(期待)が「どれだけ強力なのか?」「もしくは影響がないのか?」が論点になる気がします。

    私がインフレ期待が形成されると考えたのは投機市場の性質が理由です。

    投資家や投資機関は営利目的で金融資産を売買していますから、利益に直結する実質金利(名目金利-期待インフレ率)の動向には敏感に反応します。
    さらに言えば、大口の投資家ではプログラム投資が主流であり、そのプログラムには貨幣数量説やインフレターゲットが組み込まれていますから、まさに「機械的にインフレ期待が形成される」ことになります。
    つまり、インフレ期待が形成されやすい性質があるわけです。

    次に、金融緩和により期待インフレ率が上昇すれば実質金利が下がりますから、その国の金融資産を売却する行動をとります。
    しかも、同じ時期に投資家等が一斉に金融資産を売却すればその国は通貨安になりますから、その後に金融資産を売却しても通貨安のために売却益が下がることになるため、投資家や投資機関は他の投資家等より先に金融資産を売ろうとすることが予想されます。

  72. 72
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    いや、考え方も何も、その記事に書いてありますから。
    それと、まあ、百歩譲って仮に、需要が増えたとしても、それは量的緩和の効果であって、インタゲは何も関係ないですよ。

  73. 73
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >それは証明とは言いません。常識的には主張とか提唱とかの意味です。

    「ミルトン・フリードマンは緻密な実証研究によりこのことを証明し」としっかり書いてありますよ。
    この部分がフリードマンは統計を使って貨幣数量説を論証したことを言っているのです。

    もっとも、私はその論文を読んだことがありませんし、検索してもそれらしい記事は見つかりませんでしたので、もしあなたが興味がるのなら大学などの図書館を探した方がいいかもしれませんね。

  74. 74
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >それと、まあ、百歩譲って仮に、需要が増えたとしても、それは量的緩和の効果であって、インタゲは何も関係ないですよ。

    私の認識ではインフレターゲットと量的緩和はセットなのですが。
    今回のインフレターゲットでは「流動性の罠」を期待転換で克服するという試みがあり、その目論見どおり投機市場でインフレ期待が形成されたわけですからね。

  75. 75
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >ミルトン・フリードマンは緻密な実証研究によりこのことを証明し」としっかり書いてありますよ。

    確かにそのように書かれているのをGokaiも見つけました。フリードマンによるそのような事実があることを知りませんでした。
    さてそれはそれとして、
    「MV=PY」という式は現金残高方程式ともいわれていますが、この式に使われているM(貨幣供給量)とは、マネタリーベース(MB)ではなく、マネーストック(MS)ですので、
    フリードマンが実証したというのはやはり量的緩和という金融政策のことではありませんね。
    実証研究したのは、「貨幣総量(MS)とインフレ」という関係です。

    だからリフレ論者の主張する「量的緩和(MB増加)でインフレ」という理屈は、定説ではありません。

  76. 76
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >実証研究したのは、「貨幣総量(MS)とインフレ」という関係です。
    >だからリフレ論者の主張する「量的緩和(MB増加)でインフレ」という理屈は、定説ではありません。

    少し考えればわかることですよ。
    「貨幣総量(MS)とインフレ」が関係あるのなら、貨幣総量を変化させればインフレ率をコントロールできることになりますから、「量的緩和(MB増加)でインフレ」ということも言えるのです。

  77. 77
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >貨幣総量を変化させればインフレ率をコントロールできることになりますから、「量的緩和(MB増加)でインフレ」

    そこですね。
    量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。
    実証研究したのは、あなたも言ったように「貨幣(MS)量とインフレ」の関係なのです。
    だから、
    「量的緩和(MB増加)とインフレ」の関係は定説ではないんですよ。

  78. 78
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。

    それこそソースがほしい発言ですね。
    wikipediaの引用でも構いませんから是非ご提示願います。

  79. 79
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >>>量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。

    >それこそソースがほしい発言ですね。
    おやおや責任放棄ですか?
    してないソースなんか出せませんよ。
    量的緩和でインフレが起こることの証明に、何故貨幣量とインフレの関係の証明で間に合わすのですかね。貴方の論理がわかりません。
    貴方がしなければならないのは、「量的緩和でインフレ発生」することの証明ですよ。
    それが起るといったのは貴方だと言うことを忘れましたか。

  80. 80
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >おやおや責任放棄ですか?
    >してないソースなんか出せませんよ。

    では、根拠がないのに「量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。」とおっしゃっていたわけですか。

    >量的緩和でインフレが起こることの証明に、何故貨幣量とインフレの関係の証明で間に合わすのですかね。貴方の論理がわかりません。

    それは「マネタリーベース×信用乗数=マネーストック」の関係式があるからですよ。

  81. 81
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >>では、根拠がないのに「量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。」

    フリードマン程の有名人がした実証研究は貴方も言うように「インフレと貨幣量」の関係でしょ。それが知られているのに、量的緩和と貨幣量の関係についての記述が無いこと自体が証明になると思いますよ。貴方も知らないのですからね。
    ソレトモ記述がないことを証明しろとでもいうのですか?
    そのような悪魔の証明とも言うべきものを常識人が言うはずも無いと思いますよ。
    「悪魔の証明」
    http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%AD%CB%E2%A4%CE%BE%DA%CC%C0

    >それは「マネタリーベース×信用乗数=マネーストック」の関係式があるからですよ。

    それがなぜ関係するんですか?信用乗数とはMSが一定ならば、MBの増加にあわせて減数することをご存じないのですか?
    「信用乗数」
    http://irnet.co.jp/?p=278

  82. 82
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >ソレトモ記述がないことを証明しろとでもいうのですか?

    そのとおりですよ。
    責任を持ってやってください。
    どうせ、あなたはフリードマンの論文どころか概略記事すら読んでいないのでしょうからね。

    >信用乗数とはMSが一定ならば、MBの増加にあわせて減数することをご存じないのですか?

    信用乗数が小さくなったのなら、その分を含めてマネタリーベースを増やせばいいだけのことですよ。

  83. 83
    Gokai  :

    >>花のヤンさん
    >そのとおりですよ。
    >責任を持ってやってください。

    悪魔の証明をやれとは、あきれましたね。あなたが常識人ではなく、知識をひけらかせたいだけの人だとよくわかりました、議論は無駄でしょう。

    >信用乗数が小さくなったのなら、その分を含めてマネタリーベースを増やせばいいだけのことですよ。
    そのような発言をなさるとは因果関係という基礎も理解しておられないということのようですからやはり議論は時間の無駄、今後は返答いたしません。
    ………..
    尚これら一連のやり取りは、ROMされておられた方へのGokaiの言い訳あるいは返答であったわけです。
    もしGokaiの態度が間違えていると思われるならどうぞご指摘ください。 m(_ _)m

  84. 84
    Gokai  :

    なお、信用乗数(貨幣乗数)と信用創造乗数とは、別のものであることを付け加えて起きます。
    知っておられる方にはこれぐらいの知識、当然のことですけど勘違いされやすい単語ではあります。

  85. 85
    jan2002 花のヤン  :

    >>Gokaiさん
    >悪魔の証明をやれとは、あきれましたね。あなたが常識人ではなく、知識をひけらかせたいだけの人だとよくわかりました、議論は無駄でしょう。

    フリードマンの主張の概要がわかればできないことではないではありませんよ。
    常識を問題にするならば、その程度の知識があるわけでもないのに「量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。」と発言したあなたも相当酷いレベルだと思いますよ。

    といいますか、あなたは人格を攻撃したり勝利宣言したりする態度が目立ちますから、常識を問題にするならばご自分の方から態度を改めるべきだと思います。
    そして、このブルーオーシャンはこれから読者や参加者を増やしていくことを意識しなければならないのですから、殺伐した雰囲気にして読者や参加者が逃げてしまうことにならないよう注意を払う必要があると思うのですが、あなたにはそうした配慮が欠けているように思えます。

    >>信用乗数が小さくなったのなら、その分を含めてマネタリーベースを増やせばいいだけのことですよ。
    >そのような発言をなさるとは因果関係という基礎も理解しておられないということのようですからやはり議論は時間の無駄、今後は返答いたしません。

    「信用乗数が小さくなったのなら、その分を含めてマネタリーベースを増やせばいい」は経済学者もそう発言している割とメジャーな考え方ですよ。
    もっとも、これは以前にも説明したことですからわたしも返答は求めません。

    もっとも、「量的緩和(MB増加)すれば、貨幣量(MS)が増加するとは、フリードマンは実証研究していないしい主張してもいない。」については、私もフリードマンの論文の概略記事すら読んでいないので判断のしようがありませんから、ひとまずお互いに宿題ということでどうでしょうか?
    そんなに急ぐ必要もありませんから、この案件はそのうちにどちらかがわかれば再開ということにしましょう。

  86. 86
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    ブルーオーシャンの心配をして下さり、ありがとうございます。

    話を本筋に戻す為に、基本的な質問をさせて頂きたいと思います。

    〉円安のメリット ひとまず、今回は私の思いつくメリットだけを箇 条書きにします。 ご意見や質問があればコメントをください。
    ・価格競争力が向上するため、内需外需ともに需要増加となる
    ・上に関連し、農業など採算性が悪かった分野で も採算が取れるようになる

    この部分なのですが。
    国内で流通販売する国産農産物で言えば、外国産の農産物の価格が円安によっ
    て、円換算価格で上がるから、価格を据え置いた場合、国産農産物が取って変わることが出来る可能性があるというだけの話で、利益の劇的な増加や安定経営が望めるようになるわけではありません。
    日本の農産物の場合、経営の規模を活かすスケールメリットは出来ないのですから、根本的な解決にはならないと思います。
    如何でしょうか。

  87. 87
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん
    >国内で流通販売する国産農産物で言えば、外国産の農産物の価格が円安によっ
    て、円換算価格で上がるから、価格を据え置いた場合、国産農産物が取って変わることが出来る可能性があるというだけの話で、利益の劇的な増加や安定経営が望めるようになるわけではありません。

    それは程度の問題ですよ。
    大幅な円安シフトが起これば、やはり劇的に需要が増えて安定経営が容易になると思います。

  88. 88
    holyfirework 灯火  :

    >>花のヤンさん

    大幅な円安シフトとは、どのくらいのラインを想定していますか?

    それと、それは最早、インタゲではなく、円安ターゲットではありませんか?

    あなたの言われるインタゲとは、為替政策のことなのですか?
     

  89. 89
    jan2002 花のヤン  :

    >>灯火さん

    インフレターゲットの効果は既に述べたとおり、円安だけでなく設備投資など様々です。
    そのうち円安に注目するならば、私は国民が十分生活出来るだけの需要が増えるまで円安を進行させるべきだと考えています。

    もっとも、財政政策を併用すれば円安にそこまで頼る必要はなくなりますが、はたして現状の政治状況では大規模に実施できるのか疑問です。
    財政政策は財政的負担を伴いますが、金融緩和の方は財政的負担はなく、むしろ財政改善に有利に作用しますからね。

    断っておきますが、政治状況とは財政赤字解消論が国民の支持を広く得ていることであり、私自身は財政改善をする必要はないという考え方で、それどころか政府紙幣採用論者でもあります。