①ケインズの感情

①ケインズの感情 伊東光晴先生が岩波新書から出版された著書「ケインズ」49頁~50頁にかけて次のように記述されています。『・・・それにもかかわらず、ケインズがマーシャルに対していだいていたこのような批判は、ハロッドが指摘するように根深いものがあったように見える。それはマーシャルの理論に対しての批判ではなく、その著作のなかにみられる「ヴィクトリア時代(1837~1901)の道徳観」についての反感であった。マーシャルの本たとえばかれの主著「経済学原理」をひもとくならば、貧乏の問題の解決をかれが強調していることがわかる。イギリスが発展に発展をとげたヴィクトリア時代になぜ貧乏があるのか。これがかれの問題であった。そしてマーシャルは、これから経済学を学ぼうとするケンブリッジの学生たちに、経済学を学ぼうとする者はまず、イースト・エンド(ロンドンの貧民窟)へ行ってこいと、といったといわれている...

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