現在の状況は流動性の罠ではない

現在の状況は流動性の罠ではない

投資家階級は富裕層を形成します。富裕層は、デフレ期には徐々に物価が下がるので、投資や消費などの支出を将来に回したほうが有利になると考え、資産を現金や銀行預金で持とうとします。これを「流動性選好」または「投機的貨幣需要」と言います。
流動性とはただちに物資やサービスに変えられる交換手段、すなわち、貨幣そのもののことを言います。庶民の方はと言えば、逆に、富裕層にお金を吸い上げられたままになり、お金が足りなくなり、モノがだんだん売れなくなり、デフレが進行し、デフレスパイラルを引き起こします。中央銀行があわてて金融緩和を行い、金融機関が貨幣を過剰資金を持て余し、中小企業や個人に融資しようとしても、デフレ不況の状況では、企業は、お金を借りて投資しても、モノが売れませんから、お金を借りて投資しようとしません。これを「資金需要がない」と言います。中央銀行はマネタリ...

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