子どもと結婚(ニーチェ著『ツァラトゥストラはこう言った』より)

何年かぶりに、ニーチェの『ツァラトゥストラはこう言った』(岩波文庫版、氷上英廣訳)を読みました。
今日はそこからの抜粋です。ニーチェ思想の真髄であるルサンチマンや永劫回帰、運命愛についてではなく、第一部の「子どもと結婚」から。

愛妻家やフェミニストの方は読まないでくださいね。
ある男性はいかにも立派で、大地の意義を悟るちからもあるかと思われた。しかし、その妻を見たとき、わたしには、大地は気ちがいどもの住家かと疑われた。
そうだ、一人の聖者が一羽の鵞鳥と連れ添うのを見たとき、わたしは大地も痙攣して震いおののけと思った。
ある男性は真理を求めて、勇士のように出かけていったが、ついに手にいれてきたのは、可愛らしい、お化粧した虚偽であった。かれはそれをわが結婚と呼ぶ。
ある男性は人づきあいが気むずかしく、選り好みが強かった。だが、かれは一挙にそうした交友関係をすっかりぶちこわした...

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