②なぜ、日本やその他の先進国政府は『財政均衡』にこだわるのか

②なぜ、日本やその他の先進国政府は『財政均衡』にこだわるのか

18世紀後半からイギリスで始まった産業革命以来、労働者はいくら働いても食うや食わずの生活で豊かになれず、資本家は加速的に富を蓄えていきました。初期の弱肉強食の資本主義で、富裕層と貧困層の階級的な分裂が顕著になって行きました。原始資本主義とも呼べる情況です。この頃の経済は金本位制であり、金銀という貨幣は有限なものなので、誰がか貨幣を持てば、他方は貨幣を持つことが出来ないという、貨幣の保有に関する競合状態がありました。さらに言えば、富裕層がお金を投資に使おうとするときは好景気となり、そのとき、同時に労働者である消費者が貨幣を得て、消費をしようとするので景気はますます良くなって行くのだという認識でした。投資があって消費があるという因果関係が古典派経済学であり、これは、新古典派経済学にも、「供給が需要を支配する」というコピーで受け...

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