②金本位制を廃止したのに経済学は転換しなかった

②金本位制を廃止したのに経済学は転換しなかった

18世紀後半からイギリスで始まった産業革命以来、労働者はいくら働いても食うや食わずの生活で豊かになれず、資本家は加速的に富を蓄えていきました。初期の弱肉強食の資本主義で、富裕層と貧困層の階級的な分裂が顕著になって行きました。原始資本主義とも呼べる情況です。この頃の経済は金本位制であり、金(gold)という貨幣は有限なものなので、誰がか貨幣を持てば、他方は貨幣を持つことが出来ないという、貨幣の保有に関する競合状態がありました。伝統的な、それゆえ、正統派の古典派経済学においては、金(gold)またはそれと交換できる兌換貨幣を溜め込んだ富裕層がお金を投資に使おうとするときは好景気となり、そのとき、同時に労働者である消費者が貨幣を得て、消費をしようとするので景気はますます良くなって行くのだという認識でした。投資の後に消費があるという因果関係が...

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