部門別アプローチ(ランドール・レイ(Randall Wray)「MMT入門」翻訳ブログより)

過日取り上げたランドール・レイの『MMT入門』翻訳ブログ前半の重要点である部門別アプローチについて筆者なりのまとめを記します。 部門別アプローチでは、経済を3部門に分けて考えます。国内民間部門(家計と企業)、国内政府部門(地方政府と中央政府)、海外部門(海外の家計、企業政府のすべて)の3つです。 ここでの重要な会計原則は、赤字を計上している部門の赤字を合計すると、黒字を計上している部門の合計と等しくなるという原則です。ウィン・ゴドレイによる先駆的な研究に従い、この原則を次のような単純な等式の形で表すことが出来ます。 国内民間部門バランス+国内政府部門バランス+海外部門バランス=0 この等式においては、すべての部門が黒字にはならないとことがお分かりいただけるかと思います。なお、赤字、黒字のフローが蓄積されて累積債務、累積債権というストックになります。...

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