②乗数効果の理論と通貨発行の目的

②乗数効果の理論と通貨発行の目的
 乗数効果の理論はケインズ経済学の最も基礎的な理論です。政府が政府支出とりわけ公的固定資本形成(道路や橋などの公共事業)を行い、または、企業が設備投資を行った場合、投資額の何倍GDPが拡大するかについて、その倍数を乗数と言い、その拡大効果を乗数効果と言います。 まず、政府支出が民間の生産を増やす仕組みについて。政府が、公共事業などで100万円の公共投資をし、国民Aがこれを請負い、国民Aは100万円分の道路を建設し、100万円を得たとします。この段階を有効需要の創出と言います。その結果100万円分の道路が生産され、国民Aは100万円を保有します。次に、国民Aの100万円を得ようとして、国民Bが100万円の自動車を作り、国民Aに売ります。その結果、自動車100万円分が生産され、国民Aに売り、国民Bは100万円を保有します。次に、国民Bの...

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