①債務錯覚

①債務錯覚

政府財政が家計と同じなら、家庭の主婦が最も優秀な財務大臣になれます。しかし、そうは行きません。政府財政は家計とは意味が異なります。つまり、家計では働いて収穫した生産物(または生産物の対価である所得)によって債務を返済しますが、政府では公務員が働いて債務を返済することはなく、通貨発行権をもって堂々と貨幣を印刷して債務を返済します。 貨幣という仲介物を省略すれば、家計における借入とは、他人の労働による生産物を借り入れるということであり、返済とは、自分の労働による生産物をもって返済するということに他なりません。自分が生産できなければ、他人から借入したその生産物は、差し押さえによって債権者にそのまま返す、原状回復が返済になります。これが、「経済とは生産物の交換である」ことから結論付けられる、民間における返済のルールです。債務の返済方法に着眼すれば、政府債務の本質が見え...

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