①消費性向と限界消費性向

①消費性向と限界消費性向 ケインズが提起した概念に、所得の中から消費に使おうとする割合を示す「消費性向」があります。ケインズは、消費性向は、(1)賃金単位の変化、(2)所得と純所得の差の変化、(3)純所得の計算に算入が認められない資本価値の予想外の変化、(4)時間割引率の変化、(5)財政政策の変化、(6)現在と将来の所得水準の関係についての期待変化などに影響されるとしています。(1)賃金単位の変化とは名目賃金の変化を言います。(2)純所得は所得から税金と社会保険料を支払った残りの可処分所得から減価償却費または債務の返済などを差し引いたものです。所得と純所得の差の変化は、税制や社会保障制度という制度的枠組みの変化に影響されます。(3)資本価値とは、土地や株式などその人が持っている資産の時価価格を言います。資産の時価価格の変化が消費性向に与える影響は資産効果とも呼ばれます。(4)時...

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